こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- アメリカ駐在夫婦の1か月の生活費【ミシガンの田舎暮らし】
- アメリカの物価高の影響
- アメリカで生活費を節約する方法
アメリカ駐在夫婦の1か月の生活費【ミシガンの田舎暮らし】
毎月の固定費総額
毎月決まって掛かる出費はこれくらいです。
家賃 | 2,100ドル(約294,000円) |
電気代 | 55ドル(約7,700円) |
水道代 | 55ドル(約7,700円) |
ガス代 | 冬70ドル(約9,800円) 冬以外20ドル(約2,800円) |
ゴミ回収代 | 5.75ドル(約800円) |
アパートの共営費 | 3.50ドル(約500円) |
車のリース代 | 150ドル(約21,000円) |
ガソリン代 | 10ドル(約1,400円) (3か月に1回30ドル分給油) |
Wi-Fi代 | 55ドル(約7,700円) |
スマホ代 | 23ドル(約3,500円) |
食費 | 450ドル(約63,000円) (自炊400ドル、外食50ドル) |
サブスク | 12ドル(約1,700円) |
合計 | 冬2,989.25ドル(約418,000円) 冬以外2,939.25ドル(約411,000円) |
※1ドル140円で計算
家賃は会社の補助でまかなっているので、給料の手取りから払っている額は12万円くらいです。
家賃:2,100ドル(約294,000円)
正直、家賃はめっちゃ高いです。
月10万円ほどのアパートもあるのですが、狭いか治安が悪い場所にあります。
アメリカはお金で安全を買う国なので、安心して暮らそうとしたらそれなりの家賃を払う必要があります。
ただ、わが家は会社の家賃補助内に収めているので手出しは0です。
家賃が高いだけあって3LDKで100㎡を超えています。
部屋には洗濯機と乾燥機、オーブン、冷蔵庫、食洗器、コンロが備え付けられています。
詳しくは以下の記事で解説しています。
筆者が住んでいるアパートの様子
-
アメリカ賃貸のアパートのよくある間取りと日本との違い
続きを見る
電気代:55ドル(約7,700円)
アメリカは石油産出国なので電気代は日本より安いです。
また、アメリカの家は窓が大きく、日光が入りやすいように設計されているので日中は照明を付けなくても過ごせます。
筆者の住んでいるミシガンは北海道と同じくらいの緯度にあるため、夏は冷房をほぼ使いません。(暖房にはガスを使います。)
一方、コンロは電熱線タイプなので自炊をすると電気代が掛かります。
アパートでは洗濯物を外に干すのが禁止されているので、洗濯物は毎回乾燥機で乾かします。
これらを合計しても電気代は日本より安く済んでいます。
水道代:55ドル(約7,700円)
基本的にアメリカのバスルームには日本のように深くて浸かれる浴槽が付いていません。
代わりにシャワールームか浅い湯船のユニットバスがあります。
わが家にはユニットバスがありますが、膝くらいまでの深さしかないので一度も湯船を貯めていません。
その分水道代は安く済んでいます。
ガス代:20~70ドル(約2,800~9,800円)
アメリカの暖房はセントラルヒーティングといってガスで温めた空気を全部の部屋に送るシステムです。
日本のように部屋を1つ1つ温めたりはしません。
また、筆者が住んでいるミシガンの冬は-30℃くらいまで冷えるため冬のガス代は高くなります。
一方で夏はシャワーのお湯を温めるくらいにしかガスを使わないので安くなります。
ゴミ回収代:5.75ドル(約800円)
筆者が住んでいるアパートには共用のゴミ捨て場があり、そこに好きなタイミングでゴミを捨てられます。
貯まったゴミは業者が週2~3回集めに来ます。
ゴミ回収代は月額5.75ドルです。
アパートの共営費:3.50ドル(約500円)
こちらは具体的に何に使われているかわかりませんが「Utility Service Charge」という名前で毎月徴収されています。
おそらくアパートの芝刈り代や設備の修理代などに使われていると思います。
車のリース代:150ドル(約21,000円)
夫の会社では出向期間の短い出向者は車を貸してもらえます。
そのリース代を払っています。
ガソリン代:10ドル(約1,400円)
夫は週の半分以上在宅勤務しているのでガソリンは3か月に1度しか入れません。
また、アメリカは石油産出国な上に、わが家はコストコで給油しているのでガソリン代はかなり安く済んでいます。
結果的に月平均10ドルくらいに収まっています。
Wi-Fi代:55ドル(約7,700円)
Wi-FiはAT&Tで契約しています。
円安の影響もあって料金は日本より高目です。
スマホ代:23ドル(約3,500円)
筆者はアメリカの格安SIM「MintMobile」で月15ドル払っています。
MintMobileについてはこちら
-
駐在におすすめのアメリカ格安SIMはMintMobile【コスパ最強】
続きを見る
日本のSIMは解約してきました。
夫は普段、会社支給のスマホを使っています。
夫のプライベート用スマホは楽天モバイルを契約しているので月1,000円くらいです。
食費:450ドル(約63,000円)
内、自炊は400ドル(約5,600円)です。
夫が出勤する日は自炊で作ったお弁当を持っていってもらっています。
日本食も作っているのですが、調味料が高いので日本で自炊するより少し高くついています。
外食は月数回行くだけですが50ドル(約7,000円)掛かっています。
筆者はアメリカの田舎に住んでいますが、レストランでは1人前が15ドル(約2,100円)くらい、ファストフード店では10ドル(約1,400円)くらいかかります。
都会だと2割増しくらいの料金になります。
サブスク:12ドル(約1,700円)
その月によってAmazonプライムやNetflixなどのサブスクに加入し、ごはん時に見ています。
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イレギュラーな出費
決まった出費以外にもこちらのようなイレギュラーな出費もあります。
- 旅行費
- 医療費
- 散髪代
- 日用品の備蓄
- 食事などの交際費
金額が大きいのは旅行費と医療費です。
わが家では1回の旅行で3,000ドルくらい使っています。
夫が虫歯治療した時は保険に入っていても100ドル以上掛かりました。
散髪は日本人美容師さんにしてもらうと80ドルくらいかかります。
日本クオリティで綺麗に切ってくれるので半年に1回くらいの頻度で行っています。
夫はアメリカ人向けの格安床屋で17ドルで切ってもらっています。
日用品はトイレットペーパー、洗濯洗剤、食洗器用洗剤、シャンプー、リンスなどです。
1か月あたり数十ドル分買います。
交際費も月に数十ドルくらいです。
アメリカの物価高の影響
最近、アメリカではインフレにより物価高が起こっています。
わが家もこのあおりを受けて2022年に家賃が20%ほど値上がりしました…
入居時に言われていた家賃補助の額を超えて焦りましたが、会社に言って家賃補助を増やしてもらえました。
その他のものも10~20%程値上がりした印象です。
給料や補助の額が上がらなかったらやっていられないですね…
アメリカで生活費を節約する方法
ここではアメリカで生活費を節約するためにわが家でやっていることを紹介します。
家賃は補助の範囲内で
会社から家賃補助が出るのなら補助の範囲内で住宅を探すと出費を抑えられます。
アメリカの賃貸はApartments.comから探せます。
ただし安すぎるところは避けてください。
アメリカでは家賃が安い地域は治安が悪い傾向にあります。
私たちが家賃の高い賃貸に住んでいるのも治安を考えてのことです。
SpotCrimeというサイトでは以下のように指定した地域で起きた犯罪を確認できます。家探しの参考にしてみてください。
自炊する
アメリカで節約するのなら自炊は欠かせません。
アメリカで外食すると1人15ドルくらい掛かりますが、自炊すれば外食の5分の1くらいの料金で食事できます。
食費と節約術についてはこちら
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アメリカで生活する私たち夫婦の1か月の食費と自炊節約術
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ただ、アメリカのスーパーには賞味期限切れの商品や腐った野菜などが普通に売っているので買う時はお気を付けを…!
キャッシュバックサービスを使う
日本では購入金額に応じてポイントを貯められるサービスが多いですが、アメリカでは購入金額に応じた額をキャッシュバックしてくれるサービスが多いです。
アメリカで有名で筆者も使っているキャッシュバックサービスはibottaとRakutenです。
ibottaはスーパーなどで対象商品を購入し、使ったレシートを撮影して送るとキャッシュバックが受けられるサービスです。
ibottaについてはこちら
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アメリカのキャッシュバックアプリibottaの使い方【紹介コードあり】
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Rakutenは日本でも有名な楽天が運営するキャッシュバックサービスです。
ネット上でスマホのSIMやブランド品などを購入する際にRakutenのHPを経由するとキャッシュバックが受けられます。
Rakutenについてはこちら
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アメリカのキャッシュバックサイトRakutenの使い方【30ドルもらえる】
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これらを活用するとお得にお買い物できます。
安く旅行する
アメリカにはシティパスという観光割引チケットがあります。
シティパスを使うとニューヨークやラスベガスなどの観光地に30~50%オフで入場できます。
シティパスについてはこちら
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他にも様々な方法でアメリカ旅費を節約できます。
詳しくは以下の記事で解説しています。
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お得なクレジットカードを使う
アメリカのクレジットカードはキャッシュバックや入会特典が充実しています。
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おわりに:アメリカの田舎の生活費は思ったほど高くない
アメリカの生活費は家賃と外食費を除けば日本とあまり変わらない印象です。
水道光熱費はむしろ安く済みました。
家賃はめちゃくちゃ高いですが、治安と引き換えなので無理に安くはできません。
生活費を節約したい方は家賃補助を最大限活かしつつ、他の出費を抑えるのがいいかもしれません。
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