

こんな疑問にお答えします。

アメリカでは物価が上がり続けていますし、日本食用の材料は日本より割高です。醤油は1リットルで3ドル、みりんは9ドルします…わが家では日本から持ってきた調味料が底を尽きました。そんな中でも日本食を作りつつ、何とか日本で生活していた頃と同じくらいの食費に抑えています。
この記事では私たち夫婦の1か月あたりの食費と食費節約術について解説します。節約といってもひもじい生活をしているのではありません。実際に食べている食事の写真も載せましたのでよろしければご覧ください。
アメリカで生活する私たち夫婦の食費
自炊した場合の食費と買っているもの
すべて自炊すると夫婦で1か月あたり約400ドルの食費が掛かります。1食あたり2人で約6ドルです。(朝食は安いので計算に入れていません。)
食材は毎週末に1週間分をまとめ買いしています。下の写真はある週の1週間分の肉と野菜です。この量で35ドルくらいです。他にも玉ねぎやニンニクなどの備蓄がなくなれば追加で買い足します。
肉は日本より安いことが多いです。写真の鶏もも肉は約2.5kgで9.06ドル、豚ブロック肉は1.2kgで13.57ドル、ベーコンは450gで5.49ドルでした。
この時買った野菜はトウモロコシと白菜とネギです。長ネギは売っていないので写真のような小さいネギを買うことになります。売っている野菜の多くは日本でも見かける種類です。野菜の値段は日本で買うのと同じくらいだと思います。
魚は冷凍で売っていることが多く、値段はお高めです。現地のスーパーで売っている魚はサーモンかティラピアという白身魚の2択です…写真は味付きのサーモンとティラピアの冷凍食品で、どちらも9ドルくらいします。
調味料はWalmartやKrogerなどの現地スーパーでも買えますが、日本食スーパーにしか売っていないものもあります。調味料の値段はざっくりこれくらいです。
調味料 | 大体の値段 | 現地スーパーに売っているか否か |
醤油 | 1リットルで3ドル | 〇 |
料理酒 | 1リットルで9ドル | ×(日本食スーパーにはある) |
みりん | 1リットルで9ドル | ×(日本食スーパーにはある) |
味噌 | 1ケースで4~6ドル | 〇 |
ゴマ | 100グラムで4ドル | 〇 |
ごま油 | 500mlで10ドル | 〇 |
お米は5㎏が16ドルくらいで買えます。
朝ごはんにはパンかシリアルを食べています。シリアルは安いもので1箱2ドル以下で買えます。
アメリカで普段食べているメニュー
アメリカで食べている料理を紹介します。日本の調味料も手に入るので日本で食べるような料理が多いです。アメリカっぽい料理も作ります。
サムゲタン
鶏肉、ネギ、料理酒、鶏がらスープがあればアメリカでもサムゲタンが作れます。
トンテキ
ブロック肉をトンテキの厚さに切って使っています。
白菜とツナのうま煮
ツナ缶も売っています。
シーフードパスタ
アメリカで食費を抑えるのにパスタは欠かせません。麺は450gで1ドル、パスタソースは2人分で1.5ドルで買えますし、日本よりおいしいです。具はシーフードでもベーコンでもひき肉でも何でも合います。
スペアリブ
スーパーには味付きのスペアリブが売っています。この量で10ドルくらいしますが、焼くだけで簡単に作れておいしいです。
外食はいくらかかる?
基本的にアメリカでは日本より外食代が高いです。一部のファーストフード店では5ドルくらいで済むこともありますが、レストランでは安くても1人12ドルは掛かります。物価が高いというのもありますが、単純に量が多いのでその分高くなっている気がします。
アメリカの食費節約術
外食しない
3食外食するだけで自炊1週間分の食材と同じくらいの費用が掛かります。外食を控えるだけでかなり節約になります。
スーパーのメンバーシップに登録する
WalmartやKroger、Whole Foodsなど現地のスーパーはメンバーシップを設けており、HPやアプリで登録できます。支払い時にメンバーズカードを提示すると購入価格から割引してくれます。メンバーシップは入会費も年会費も無料です。
キャッシュバックアプリを使う
Ibottaというキャッシュバックアプリを使うとスーパーや薬局などでの買い物からキャッシュバックが受けられます。
キャッシュバックを受けるには商品購入後、アプリ上でキャッシュバック対象商品のうち購入した商品にチェックを付け、証拠としてレシートを撮影して送付するだけです。
キャッシュバックはAmazonやWalmartなどのギフトカードに交換できます。PayPalで引き出すこともできます。
Ibotta初回利用なら以下の招待コードを入力することで最大20ドルがもらえます。
招待コード:modyple
※アカウント作成後7日以内にキャッシュバック対象のレシートを提出するのが条件です。
スーパーのプライベートブランド商品を買う
アメリカのスーパーにもスーパー独自のブランドがあります。Walmartは「Great Value」、Whole Foodsは「365 Everyday Value」、Krogerは「Kroger」がプライベートブランドです。同じくらいのクオリティの商品をお得な価格で購入できます。
野菜が腐っていないか確認する
日本では少ないですが、アメリカでは腐った野菜が普通に売っていることがあります。特に袋でまとめて売られている玉ねぎやジャガイモは1つや2つ腐ったものが入っていることが多いのでよく確認しています。腐っている物を買わないことで節約にもなります。
卵は割れていることがあるのでできる範囲で確認しています。
飲み水には水道水を活用
構わない方は飲料水に水道水を活用しましょう。飲料水を購入すると水道水より遥かに高くつくためです。
スーパーで売っている飲料水は安くても4.5リットルで1.29ドルなので、2人暮らしで月に20ドル近く掛かります。わが家の水道代は毎日シャワーを浴びて月50ドルくらいです。シャワーだけで確実に飲料水の10倍は使っているので水道水の安さがわかるかと思います。

地域によっては塩素臭がきついので、直に飲むなら浄水器を使うのをおすすめします。
アメリカの水道水について詳しくはこちら
おわりに:自炊と外食の差がやばい
自炊のための食材費1週間分が外食3食分相当と考えると外食って金食い虫ですね…節約するなら外食はほぼゼロにするのがいいでしょう。飲み水を水道水にすれば麦茶パックや浄水器の費用を考えても安上がりです。毎日のことだからこそ少しの工夫で大きな効果が出ます。ぜひお試しあれ。