こんなお悩みにお答えします。
この記事でわかること
- 【海外赴任準備】経験者が教えるアメリカ駐在前にやることリスト
- 海外赴任2~3か月前・1か月前・1週間前・直前ぞれぞれまでに行う準備
【海外赴任準備】経験者が教えるアメリカ駐在前にやることリスト
時期別のやることリストです。
それぞれについて詳しくはリストの下で解説しています。
海外移住2~3か月前までの準備
- ▢ 英語の勉強
- ▢ 証券口座の閉鎖・維持手続き
- ▢ 銀行口座の閉鎖・維持手続き
- ▢ USドル決済のクレジットカード準備
- ▢ 保険の整理
- ▢ 退去連絡
- ▢ 歯の治療
海外移住1か月前までの準備
- ▢ パスポートの申請
- ▢ ビザの準備
- ▢ 自動車と自動車保険の手続き
- ▢ ゴミ収集日の確認
海外移住1週間前までの準備
- ▢ スマートフォンの解約・契約
- ▢ 必要なものの購入
- ▢ 荷造り
- ▢ NHKの解約
- ▢ 電気・ガス・水道・Wi-Fiの解約
- ▢ 郵便局の転送手続き
- ▢ 国際運転免許証の取得
海外移住直前までの準備
- ▢ フリマアプリの商品の出品停止
- ▢ 現地通貨への両替
- ▢ 荷物の最終仕分け・梱包
- ▢ 転出届の提出
- ▢ マイナンバーカードの提出
- ▢ ワクチン接種証明書の発行
- ▢ 在外選挙制度の申請
海外赴任2~3か月前までの準備
英語の勉強
と思っている方は不安を払しょくするためにも早めに学び始めることをおすすめします。
おすすめの勉強方法は「基本的な文法を学んだらひたすら会話練習する」です。
生活していくだけなら中学生レベルの基本的な文法で十分です。
文法を身に付けたらあとは会話練習を積むだけです。
以下の記事では筆者が英語を話せるようになるまでにやった勉強方法を解説しています。
英語勉強方法はこちら
-
アメリカ駐在妻が英語を話せるようになった勉強方法【上達必至】
続きを見る
証券口座の閉鎖・維持手続き
海外移住する際には事前に証券会社に知らせる必要があります。
申告せずに出国した場合、口座を凍結される恐れがあるので必ず申告しましょう。
海外移住時の対応は証券会社によって様々です。
出国後も有価証券を所有し続けられる証券会社もあれば、すべて売却して口座を閉鎖しなければいけないところもあります。
手続きには郵送でのやり取りが発生するので、早めに取り掛かっておきましょう。
具体的に何を確認すればいいのかと筆者の体験談は以下の記事にまとめました。
証券会社に確認すべきこと
-
海外赴任時に楽天証券口座は閉鎖?他の証券会社は?確認すべきこと4つ
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銀行口座の閉鎖・維持手続き
銀行によっては海外移住する前に口座を閉鎖しなくてはいけません。
閉鎖の申請をしてから残高報告書が届くまでは1~2か月かかります。
海外移住時の各銀行の対応
-
楽天銀行もゆうちょ銀行も解約!海外赴任・移住時の銀行口座の扱い
続きを見る
一方で三菱UFJ銀行などの大手銀行なら海外移住後でも口座を維持できます。
口座維持できる銀行の場合、出国前に住所変更や海外から利用するための手続きをする必要があります。
こちらも手続きに時間が掛かるので1か月以上前には始めておきましょう。
UFJの口座維持手続き
-
【三菱UFJ銀行】海外赴任が決まったらやるべき手続きを徹底解説
続きを見る
USドル決算のクレジットカード準備
アメリカで生活するならUSドル決済のクレジットカードは必須です。
日本で使っているクレジットカードは円決済なので、海外で使うたびに数%の海外利用手数料が掛かってしまって損だからです。
日本で作れるUSドル決済のクレジットカードは以下の記事で紹介しています。
USドル決済のクレカ紹介
-
【海外赴任】アメリカのクレジットカード事情と移住に必須のクレカ2つ
続きを見る
保険の整理
医療保険、生命保険などは契約を継続できることもあります。
配偶者の海外赴任に帯同する場合、会社が保険に入ってくれているので、日本の保険は解約してしまうのもありです。
解約・継続いずれにせよ契約中の保険会社に問い合わせる必要があります。
退去連絡
いつまでに退去連絡すべきかは管理会社によって異なるので、契約書で調べておきましょう。
退去連絡が遅くなると余分に家賃が発生することもあります。
歯の治療
虫歯の疑いがある場合は日本で治療を終わらせておくことを強くおすすめします。
日本人が多い地域には日本語が通じる歯医者もありますが、そうでない場合に英語で自分の状態を説明するにはそれなりの英語力が必要です。
また、アメリカは医療費が高額です。
医療保険が任意加入なので加入していないと何十万円もの治療費が掛かります。
医療保険に加入していても高額な料金を吹っかけられ、病院や保険会社と交渉してやっと払える金額に落ち着いたという話も聞きます。
海外赴任1か月前までの準備
パスポートの申請
パスポートは申請してから受け取りまで1~2週間かかります。
新規発行には以下の持ち物が必要です。
- 戸籍謄本または抄本
- 住民票の写し
- 証明写真(縦4.5cm×横3.5cm)
- 本人確認書類(運転免許証など)
戸籍謄本や証明写真の準備も地味に時間が掛かります。余裕を持って準備しておきましょう。
会社によっては駐在員とその家族のパスポート発行費用を負担してくれます。その場合、領収書は取っておきましょう。
ビザの準備
海外に長期滞在するにはビザが必須です。
駐在員の会社が駐在員とその家族の分のビザの手配をしてくれます。
ビザを発行するには渡航先の大使館に行って面接を受ける必要があります。
面接時はパスポートが必要なので、面接までに用意しておきましょう。
当日は英語か日本語でいくつか質問をされます。
就労ビザはしっかり聞かれますが、帯同ビザなら簡単な質問ばかりです。
大使館ではパスポートを回収され、ビザが通れば後日ビザを貼り付けたパスポートが送付されます。
自動車と自動車保険の手続き
自動車は売却するのにも貸すのにも手続きが必要です。
手続き方法だけでも早めに調べておきましょう。
自動車の処分方法5つ
-
海外赴任時に車はどうする?5つの選択肢|売却・貸す・譲る・保管・持っていく
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車を日本に置いて行くなら自動車保険は解約か名義変更しておきましょう。
ゴミ収集日の確認
出国前最後の月がゴミを捨てられる最終チャンスです。
引越しまでの1か月間のゴミ収集日を調べておくのをおすすめします。
海外赴任1週間前までの準備
スマートフォンの解約・契約
海外赴任先では日本のSIMと現地のSIM2枚を使い分けるのがおすすめです。
日本のSIMは日本の電話番号を維持する用、現地のSIMは普段使い用です。
スマートフォンは機種によって現地で繋がりにくいこともあるので、現地で使える端末を持っていきましょう。
詳しくは以下の記事で解説しています。
海外赴任時のスマホの扱い
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海外赴任、スマホはどうする?在住者おすすめのSIMと使い方を解説
続きを見る
必要なものの購入
渡航先で使うことになる家具、家電や日用品は事前に購入しておきましょう。
日本で買った方が安いものやアメリカで手に入れにくいものについてはこちらの記事にまとめました。
アメリカに持っていくべきもの
-
アメリカ駐在に日本から持っていくべきもの・持っていってよかったもの
続きを見る
荷造り
海外への引越しの場合は荷物を船便・航空便・国内倉庫保管・渡航時の手荷物に分類します。
船便・航空便で送ってはいけないものについてはこちらの記事にまとめました。
アメリカへの引越し荷造りの方法
-
アメリカへの引越し荷物、どうすべき?航空便・船便で送れないものは?
続きを見る
誤って送ってしまうと税関で没収されてしまうかもしれないので注意です。
ちなみに引越し準備で出た不用品は手軽に寄付できます。
筆者も利用したことのあるおすすめの寄付先は以下の記事で解説しています。
不用品の寄付先
-
【不用品の寄付】信用できる団体の見分け方とおすすめ寄付先3選
続きを見る
現金化したい方は買取業者に依頼します。
不用品買取で有名なエコリングなら時間がない方でも宅配買取で気軽に売れますよ。
お客様負担0円!送料無料!宅配買取【エコリング】「宅配のやり取りは面倒」「査定したその場で現金としてほしい」という方には出張買取に対応している買取屋さんグループがおすすめです。
NHKの解約
NHKふれあいセンターから電話で解約できます。
解約理由と契約者情報(名前、住所等)を聞かれます。
渡航前に一時的に実家に帰省するならば実家の住所と契約者名も聞かれます。
電気・ガス・水道・Wi-Fiの解約
引越しの日に合わせて解約申請しておきます。
当日申請は受け付けないところもあるので、前もって申請しておきましょう。
郵便局の転送手続き
郵便局の転送手続きをすれば旧住所から指定した住所に郵便物を1年間転送してくれます。
利用は無料です。
申請方法は郵便局に出向くかe転居サービスを使うかのどちらかです。
郵便局に直接行く際の持ち物はこちらに記載があります。
e転居サービスについてはこちらをどうぞ。
e転居サービスにはゆうびんIDの作成とマイナンバーカードを使った認証が必要です。
国際運転免許証の取得
国際運転免許証は申請して料金を払えばその場でもらえます。試験はありません。有効期限は1年間です。
免許取得には以下のものが必要でした。
- 手数料2350円
- パスポート
- 日本の運転免許証
- 証明写真1枚(縦5cm×横4cm、6か月以内に撮影したもの)
申請はこれらの場所でできます。
- 運転免許試験場
- 運転免許更新センター
- 指定警察署
アメリカの交通ルールはこちら
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在住者が教える!日本とアメリカの交通ルールの違い【運転前に必読】
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海外赴任直前までの準備
フリマアプリで商品の出品停止
フリマアプリは基本的に海外からの利用禁止です。
出品している商品があれば出国前に出品停止しておきましょう。
現地通貨への両替
アメリカのようなクレジットカード大国であっても、現金しか使えないお店はあります。
余裕を持って数百ドル分は両替していきましょう。
銀行で両替すると手数料が高いので、節約したい方はトラベレックスで両替するのがおすすめです。
荷物の最終仕分け・梱包
引っ越し業者が来るまでにすべてのものを船便・航空便・国内倉庫保管・渡航時の手荷物に分類しておきます。
当日は引越し業者の方がすべて段ボールに詰めてくれるかと思います。
転出届の提出
引っ越し前に役所で転出届を提出します。
引っ越し当日でもいいですが、転出の約2週間以内であれば事前提出も可能です。
マイナンバーカードの提出
マイナンバーは日本に住民票がある人に与えられるので、住民票を抜いて海外に引っ越す場合は失効します。
出国前に住んでいる地域の役所にマイナンバーカードを提出し、無効化の手続きをしてもらいます。他の地域の役所には返却できません。
ちなみに帰国後に与えられるマイナンバーは出国前と同じ番号だそうです。
ワクチン接種証明書の発行
新型コロナワクチンを打っている場合はワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)を発行しておきましょう。
お住まいの地域の役所の健康推進課で発行してもらえます。料金はかかりません。
在外選挙制度の申請
渡航先でも日本の国政選挙に投票したい場合は在外選挙制度を利用しましょう。
申請はお住まいの地域の役所でできます。
在外選挙制度の申請方法はこちら
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海外から日本の選挙に投票!在外選挙制度の申請方法を経験者が解説
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おわりに:余裕を持って進めれば大丈夫
やることは多いですが、数か月前から徐々に進めていけば大忙しにはなりませんでした。
手続きに時間が掛かることもあるので、早めに取り掛かりましょう。
退職して海外赴任に帯同する方が行う手続きは以下の記事で解説しています。
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手続き以外にやってよかったことについては以下の記事をどうぞ。
手続き以外のやるべきことはこちら
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