

こんなお悩みにお答えします。
この記事でわかること
- ミシガンのキャンプ事情
- ミシガンのキャンプ場利用方法
- 必要なキャンプ用品
- ミシガンキャンプの様子

ミシガンのキャンプ場事情
レクリエーション・パスポートが必要
車などでキャンプ場に入るにはレクリエーション・パスポート(Recreation Passport)が必要です。
レクリエーション・パスポートについて
- 車・バイク・原付1台に付き1つ必要
- 歩き・自転車で行く場合は不要
- DNR customer service centers、Secretary of State、各キャンプ場の入り口で購入可能
- Secretary of Stateではナンバー更新時にも購入可能
- ミシガン住民とそうでない人で料金が異なる
- パスポートはステッカーになっており助手席側フロントガラスの内側に貼る
ミシガン住民用レクリエーション・パスポートの料金はこちら。どれも1年間有効です。
車(ナンバー更新時に購入) | 12ドル |
車(ナンバー更新に関係なく購入) | 17ドル |
バイク(ナンバー更新時に購入) | 6ドル |
バイク(ナンバー更新に関係なく購入) | 11ドル |
原付 | 6ドル |
ミシガン住民でない場合の料金はこちらの「NONRESIDENTS」欄を参照。
ミシガンのキャンプ場の種類
ミシガンのキャンプ場にはState parkとState forest campgroundの2種類があり、どちらもミシガン内に数十箇所あります。
ここではそれぞれの特徴を解説します。
State park
State parkは平らな芝生や地面が用意されていて、キャンプサイトが集結しているいわゆる普通のキャンプ場です。サイトには車で乗り入れできます。
設備は汲み取り式トイレのみのところから水栓トイレ、シャワー、自動販売機が設置されているところまであります。

各サイトには番号が振ってあり、ファイヤーリングとベンチテーブルが1つずつ置いてあります。キャンピングカーの充電場所が付いているキャンプ場もあります。
ファイヤーリングは浅い井戸のようになっており、中に薪を入れてキャンプファイヤーします。
料金は1泊25~35ドルで、下で紹介する予約システムから予約・支払いする必要があります。
State forest campground
※写真はイメージです。
State forest campgroundは森をキャンプ場として使うイメージです。より自然を感じられる反面、設備はState parksほど整っていません。キャンプには慣れていて静かなところで楽しみたい方向きかと思います。
State forest campgroundの一覧はこちら。
キャンプサイトは基本的に早い者勝ちです。(Elk Hill Equestrian State Forest CampgroundとBig Bear Lake State Forest Campgroundだけは下で紹介する予約システムから予約が必要です。)
料金は1泊20ドルで、現地支払いです。
広いState forestの一部がState forest campgroundになっています。State forest内かつcampgroundから1マイル以上離れた場所は無料でキャンプ利用できます。詳しくはこちらの「Dispersed camping on state forest lands」欄を参照ください。
キャンプ場の予約方法
State parkと一部のState forest campgroundを利用するには予約が必要です。
予約サイトで日程など必要事項を入力して利用可能なキャンプ場を検索します。
予約サイトでは各キャンプ場の地図も見られます。水道やトイレなどの場所が表示されるので雰囲気は掴めますが、できれば下見しておくのをおすすめします。
地図でVault Toiletと表示されているところは汲み取り式トイレです。水洗トイレはRestroomと表示されています。Restroomにはシャワールームが併設されていることもあります。

キャンプ場を決めたらそのまま予約できます。キャンプ場の料金に加えてProcessing feeが8ドル掛かります。
キャンプ場の使い方
予約日当日、キャンプ場に向かいます。
チェックイン時間付近には入り口に人がいるので名前と予約番号を伝えてチェックインします。レクリエーション・パスポートもこの時にチェックされます。
入り口に誰もいなければ設置されている黄色い電話でチェックインします。
そのまま予約したキャンプサイトに向かってキャンプを開始します。車は駐車場に止めても良いですし、キャンプサイトに駐車しても大丈夫です。
キャンプサイトでは以下のルールに従います。(ロッジ利用時は若干異なります。ルールについて詳しくはこちら。)
キャンプサイト利用時のルール
- チェックインは到着日の15時
- チェックアウトは出発日の13時
- 利用予約していない人は22時以降立ち入り禁止
- 予約したサイト内でのみキャンプ可
- 1サイトあたり6人、車は2つまで利用可
- 1グループが宿泊するのに必要なだけのテントを立てるべし
- キャンピングカーを使う場合はテントは1つだけ可(子供はテント2つまで可)
- キャンプファイヤーはファイヤーリング内でのみ可
- 銃器、エアガン、スリングショット、矢は持ち込み不可
- グループには18歳以上の大人がいる必要あり
- 予約は18歳以上の大人が行う必要あり
- ラジオや発電機などで騒音を出すの禁止
チェックアウトの手続きは必要ないのでそのまま出ていけばOKです。
必要なキャンプ用品
ミシガンでキャンプするにあたって必要なキャンプ用品を紹介します。
宿泊用品
- テント
- エアマットレス
- 枕
- 掛け布団または寝袋
- ランタン(2つ以上あると便利)
- 着替え
- 雨具
- タオル
- 歯磨きセット
- 洗面用具
- 日焼け止め
- 化粧品
- 虫よけスプレー
テントやエアマットレスなどはWalmartで買えます。寝具には寝袋を使うのが一般的です。ミシガンは夏でも涼しいので暖かい寝具を持っていくのをおすすめします。

料理用品
- 薪または炭
- 薪用トング
- 軍手
- 着火剤
- グリル
- チャッカマン
- アルミホイル
- お箸
- スプーン
- 食べ物用トング
- コップ
- 皿
- ティッシュ
- ゴミ袋
- クーラーボックス
- 保冷剤
- お肉
- 野菜(家で切っていくと便利)
- パンまたはお米
- 飲み物
キャンプファイヤーには薪、料理には炭が向いています。現地で料理するのも楽しいですが、材料は家で処理しておくとかなり楽です。皿やコップなどは使い捨てが便利です。

飲み物は持っていったものだけ飲むのをおすすめします。キャンプ場の水道水は透明だったのですが小さな黒い欠片が入っていたので飲まない方がよさそうです。
あると便利
- テントの下に敷くシート
- タープ
- 折りたたみ椅子
- メスティン(お米を炊ける)
- マシュマロ(火であぶるとおいしい)
- 包丁
テントの底が泥だらけになるのが気になる方はテントの下に敷くシートも持っていくといいかと思います。

夏のキャンプなら日よけのタープがあると快適です。各サイトにあるベンチテーブルは自由に移動できますが、かなり重いので折りたたみいすを持っていくと便利です。
ミシガンのキャンプの様子
私たちは夫婦でミシガンキャンプを楽しんできました。その時の様子をお伝えします。
着いたらさっそくWalmartで購入したテントを組み立てました。

ちなみに隣のサイトも日本人でした(笑)
さっそく食事の準備です。グリルの背が低いので芝を焦がさないようにファイヤーリング内で調理しました。
アメリカのスーパーではキャンプ用に串刺しのお肉が売っているのでそのまま焼いて食べられます。
ゴミはキャンプ場のゴミ箱に捨てて帰れます。日本みたいに持ち帰らなくていいので楽ちんです。
ご飯を食べたら湖で散歩。夕焼けを眺めているだけで癒されます。
ミシガンの夏は21時くらいまで明るいので比較的遅くまで楽しめます。
夜は他のキャンプサイトを見て回ってみました。テントは少数派でキャンピングカーで来ている人が多いです。
キャンピングカーでは料理や寝泊りができるので家のように過ごせそうです。側面にモニターが付いていてテレビを写しているキャンピングカーもありました。
見て回ったところ、キャンプファイヤーをみんなで囲んでいるグループが多かったです。アメリカキャンプあるあるなのでしょうか。喋っているところもあれば各々スマホをいじっているところもありました(笑)

翌朝起きたらテントに小さいアリが何匹か登っていました。どうやらアリの巣の上にテントを立ててしまったようです。テントを立てるときに気を付けたのですが…
朝ごはんを食べたら二人でハイキングコースを散歩しました。人があまりいなかったのでラジオを聞きながら1時間くらい歩きました。自然の中での朝散歩は最高でした。
おわりに:ミシガンキャンプの感想、治安
アメリカのキャンプは日本とはまた違った雰囲気を味わえて楽しかったです。自然に触れて癒されました。
キャンプをやる前は治安が気になっていたのですが、その点は大丈夫でした。田舎でそもそも治安が良い地域なのと、人目が多いのとで危険には感じませんでした。有料なのでそれなりの方が集まっていたというのもあるもしれません。お子さんも多かったです。
キャンプサイトを歩いて回っていたら別のサイトのアメリカ人の方に「Hi!」と声を掛けられたりしてフレンドリーな雰囲気でした。
せっかくアメリカにいるのならぜひキャンプを楽しんでみてください。