こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- デルタ航空のシルバーメダリオン会員とは
- デルタ航空のシルバーメダリオン会員特典まとめ
- ラウンジは使える?シルバーメダリオンとゴールドメダリオンの違い
- デルタ航空のシルバーメダリオン会員になる方法
デルタ航空のシルバーメダリオン会員とは
(シルバーメダリオン会員のアプリ画面)
シルバーメダリオン会員とはデルタ航空のマイレージプログラムであるスカイマイルの上級会員です。
スカイマイルの会員ランクには以下の5つがあります。下に行くほどランクが上がります。
スカイマイルの会員ランク
- 一般スカイマイル会員
- シルバーメダリオン会員
- ゴールドメダリオン会員
- プラチナメダリオン会員
- ダイヤモンドメダリオン会員(最高ランク)
基本的に始めは一般スカイマイル会員からスタートします。
一般スカイマイル会員はマイルが貯まる・使えるだけですが、メダリオン会員になると様々な特典が受けられるようになります。
シルバーメダリオンは一番なるハードルが低いメダリオン会員です。
スカイマイルについてはこちら
-
【2024年版】デルタ航空のスカイマイルの使い道・交換先・貯め方・移行方法
続きを見る
デルタ航空のシルバーメダリオン会員特典まとめ
座席の無償アップグレード
シルバーメダリオン会員と同乗者1人までは座席を無料でアップグレードできます。
アップグレードの申請は出発の1日前から可能です。
ただしベーシックエコノミー(Eクラス)の座席を取っている場合はアップグレード対象外です。
無償アップグレード対象の座席はこちらです。
どれも通常は数千円から数十万円かけてアップグレードする座席です。
無償アップグレード対象の座席
- コンフォートプラス
- ファーストクラス(短距離便限定座席)
- デルタ・ワン(アメリカ国内便のみ)
- クラセプレミエ座席(アエロメヒコ航空利用時)
基本的にデルタ航空の座席のアップグレードが可能ですが、提携航空会社であるアエロメヒコ航空利用時はクラセプレミエへのアップグレードも利用できます。
日本発着のフライトでアップグレードできるのはコンフォートプラスです。
コンフォートプラスは前との座席幅がエコノミークラス(メインキャビン)より約10cm広く、リクライニングはエコノミーの1.5倍深く倒れます。
日本・アメリカ間の移動時は機内泊になります。
コンフォートプラスならメインキャビン(エコノミークラス)より広くて寝やすいです。
コンフォートプラス搭乗記
-
デルタ航空コンフォートプラス搭乗記!料金とアップグレード方法も解説
続きを見る
座席のアップグレード方法について詳しくは以下の記事で解説しています。
アップグレード方法
-
デルタ航空の有料&無料アップグレード方法まとめ!料金と必要マイル数も解説
続きを見る
プリファードシートの選択無料
プリファードシートとはエコノミークラス(メインキャビン)の前方の席や非常口前の席です。
前方の席は早く出入りできますし、非常口前は足元のスペースが広くて人気です。
プリファードシートにするには通常は追加料金が必要ですが、シルバーメダリオンなら追加料金なしで利用できます。
予約時のシートマップで右上に白いマークが付いた青の四角で表示されているのがプリファードシートです。
預け荷物が1つ無料
シルバーメダリオン会員本人と同乗者8人までは預け入れ荷物が1人1つ無料です。
優先搭乗・優先チェックイン
シルバーメダリオン会員は空港でのチェックインや荷物の預け入れ時に専用の優先レーンが利用できます。
一部の空港ではシルバーメダリオン会員専用レーンが設けられていますが、そうでない空港では他のメダリオン会員と同じスカイプライオリティ専用レーンが利用できます。
スカイプライオリティ専用レーンはこちら。
また、飛行機への優先搭乗も可能です。
メインキャビン(エコノミークラス)搭乗時はまず前方座席(Main Cabin 1)の乗客が搭乗し、その後に後方座席(Main Cabin 2)の乗客が搭乗します。
しかしシルバーメダリオン会員なら後方座席を予約していても前方座席の乗客と同時に搭乗できます。
前方座席搭乗時は搭乗口のモニターに「Main Cabin 1」と表示されます。
上位の座席クラスはメダリオン会員ランクに関わらず優先搭乗できます。
デルタ航空は基本的に預け入れ荷物が有料なので機内にスーツケースを持ち込む人が多く、頭上の荷物棚がすぐ一杯になります。
飛行機に早く搭乗できれば確実に荷物棚を確保できます。
提携航空会社の利用でも特典あり
シルバーメダリオンになるとスカイチームの会員ステータスが「エリート」になります。
スカイチームとはデルタ航空が所属する航空連合のことです。世界中の18社の航空会社が所属しています。
エリート会員は主に以下の特典を受けられるようになります。
エリート会員の主な特典
- 優先搭乗
- 優先チェックイン
- 預け荷物の許容量の緩和
- キャンセル待ちの優先権
※特典は航空会社によって若干異なります。
スカイチームには以下の大手航空会社が所属しています。
スカイチーム所属の航空会社の例
- デルタ航空
- アルゼンチン航空
- アエロメヒコ航空
- エア・ヨーロッパ
- エールフランス航空
- チャイナ エアライン
- 中国東方航空
- チェコ航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- ケニア航空
- KLMオランダ航空
- 大韓航空
- ミドル・イースト航空
- サウディア
- タロム航空
- ベトナム航空
- ヴァージンアトランティック航空
- 厦門航空
これらすべての航空会社のフライト利用で特典が受けられます。
具体的な特典についてはこちらをご覧ください。
マイルが貯まりやすい
一般スカイマイル会員はフライト料金1ドルあたり5マイル貯まりますが、シルバーメダリオン会員なら7マイル貯まります。
約1.4倍のマイル還元率です。
シルバーメダリオン限定タグがもらえる
シルバーメダリオンになると数か月後にこちらのタグが送られてきます。
タグを付けていなくてもアプリの画面を見せればシルバーメダリオンであることはわかるので優先搭乗などの特典を受けられます。
テンションを上げるためのグッズです(笑)
その他の特典
他にも以下の特典があります。
優先特典
- キャンセル待ち時に優先で席を割り当ててもらえる
- 電話問い合わせ時に優先的に繋いでもらえる
割引特典
- デルタバケーションでマイルを使って旅行予約する際にマイルの価値が15%以上上乗せされる
- 保安検査をスピーディに通過できるCLEAR会員に優待料金でなれる
- ハーツレンタカーをtravelextras-delta.com経由で予約すれば1ドルあたり5マイル貯まる
- ハーツレンタカーのハーツGoldプラス・リワーズプログラムでFive Star®ステータスにランクアップ
割引特典は主にアメリカ在住者向けです。
ラウンジは使える?シルバーメダリオンとゴールドメダリオンの違い
シルバーメダリオンはデルタ航空のラウンジ「スカイクラブ」の無償利用の対象外です。
スカイクラブを利用するにはゴールドメダリオン以上の会員ランクが必要です。
ゴールドメダリオンはシルバーメダリオンの1つ上のランクです。
主な違いはこちら。
シルバーメダリオン | ゴールドメダリオン | |
ラウンジ利用 | × | 〇 |
1ドル利用で貯まるマイル | 7マイル | 8マイル |
無償アップグレード開始 | 1日前 | 3日前 (デルタ・ワンは1日前) |
当日のフライト時間変更手数料無料 | × | 〇 |
手荷物検査時の優先レーン利用 | × | 〇 |
預け荷物の優先受け取り | × | 〇 |
機内のアルコール飲料無料券 |
× | 4枚 |
ただしゴールドメダリオン会員がデルタ航空のラウンジ「スカイクラブ」を利用するには国際便利用かつ座席がデルタ・プレミアムセレクトまたはデルタ・ワンである必要があります。
シルバーメダリオンでも豊富な特典がありますが、以下の特典も受けたいという方はゴールドメダリオンの方がいいかもしれません。
ゴールドメダリオンが向いている人
- 空港でラウンジを使いたい
- より確実に無償アップグレードしたい
- 荷物受け取り、荷物検査の列での待ち時間を減らしたい
筆者の経験上、よほど空いている便でない限りフライト1日前には上位クラスの座席は埋まっていてアップグレードできなくなります。
デルタ航空のシルバーメダリオン会員になる方法
一般スカイマイル会員からシルバーメダリオン会員になるには以下の2つの方法があります。
飛行機の利用でランクアップ
シルバーメダリオンになるには1年以内にメダリオン会員資格取得必要ドル(MQD)を5,000MQD貯める必要があります。
MQDはデルタ航空や提携航空会社のフライトの利用1ドルごとに1MQDの割合で貯まります。
デルタバケーションで航空券やホテル、レンタカーを予約した際も1ドルごとに1MQDが貯まります。
デルタ・アメックス・カード発行でランクアップ
デルタ スカイマイル・アメリカン・エキスプレス®・カードを発行すると一気にシルバーメダリオンにランクアップできます。
年会費 | 13,200円 |
家族カード | 1枚目年会費無料 2枚目以降6,600円 |
カードブランド | アメリカン・エクスプレス |
スカイマイル会員ランク | シルバーメダリオン(入会から1年間) |
入会ボーナス | 5,000マイル |
ファーストフライトボーナス (入会後6か月以内にデルタ航空の日本発着便を購入・利用) |
ビジネスクラス(デルタ・ワン)利用:25,000マイル その他の座席利用:10,000マイル |
マイル還元率 | 1% (デルタ航空利用時は2%、海外利用時は1.3%) |
他にも主に以下の特典が付きます。
主なカード特典
- 年間100万円以上のカード支払いで翌年もシルバーメダリオン会員継続
- 海外旅行傷害保険付帯で傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円補償※
- 空港までの送迎タクシーと空港周辺のパーキング料金が割引価格に
- 旅行先からも24時間通話料無料の電話窓口に日本語で相談可
- スーツケース1つを無料で空港から自宅まで配送
- カードで購入した商品は90日以内なら破損・盗難などに対して最高500万円まで補償
※ 国際航空券やパッケージ・ツアーなどの代金をカードで支払った場合に付帯。家族カード会員も対象。
デルタ スカイマイル・アメリカン・エキスプレス®・カードを発行し、デルタ航空を利用した場合、1人当たり以下の金額が浮きます。
旅行保険代 | 約3,000円 |
コンフォートプラスへのアップグレード料金 | 約10,000円 |
預け荷物手数料 | 約7,000円 |
合計 | 約20,000円が浮く |
さらに往復の飛行機代を15万円とすると1人当たり以下のマイルが貯まります。
入会ボーナス | 5,000マイル |
初回フライトボーナス | 10,000マイル |
カード利用で貯まるマイル | 3,000マイル |
シルバーメダリオンとして貯まるマイル | 約9,500マイル |
合計 | 27,500マイル貯まる |
マイルの使い道などは以下の記事で解説しています。
スカイマイルについてはこちら
-
【2024年版】デルタ航空のスカイマイルの使い道・交換先・貯め方・移行方法
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>>デルタ スカイマイル・アメリカン・エキスプレス®・カードの発行はこちら
おわりに:重宝しているシルバーメダリオンの特典3つ
シルバーメダリオンにある様々な特典の内、わが家で重宝しているのはこれらです。
- 無償アップグレード(毎回狙ってるw)
- 預け荷物無料(普通は有料)
- マイル還元率アップ(マイルだけで旅行できるようになる)
デルタ航空をよく利用する方は目指して損はないです。
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