こんな疑問にお答えします。
その経験を元に海外移住時の銀行口座の取り扱いについて解説します。
この記事でわかること
- 楽天銀行もゆうちょ銀行も解約!海外赴任・移住時の銀行口座の扱い
- 銀行口座解約時の注意点
- 海外移住後も維持できる銀行口座の扱い
楽天銀行もゆうちょ銀行も解約!海外赴任・移住時の銀行口座の扱い
非居住者とみなされる条件
旅行と移住を区別するために非居住者とみなされる条件が各銀行で設定されています。
「○○銀行 海外移住」で簡単に調べられます。
例えばゆうちょ銀行はこちらに記載があるように「海外への長期赴任」であれば原則解約です。
ただし代理人を立てて非居住者の届けの手続きを行えば口座維持は可能です。
楽天銀行の場合は以下の通りです。
外国の法令において、当該外国に住所を有し、若しくは一定の期間を超えて居所を有するなどにより、所得税に相当する税を課されるものとされている場合です。
引用:楽天銀行HP 居住地国が外国になる場合とは、どのような場合ですか?
難しく書いてありますが、海外でアパートなどを借りて住む人は最初の「当該外国に住所を有し」に入るので非居住者となります。
そして非居住者は口座を解約する必要があります。
非居住者は楽天銀行口座を利用できません。また、すでに楽天銀行口座の利用を開始しているお客さまが非居住者になる場合は、事前に当行所定の方法により、当行へ通知のうえ、楽天銀行口座を解約しなければならないものとします。
引用:楽天銀行HP 5.(非居住者による利用)
一方で住所を持たない数か月程度の滞在であれば非居住者に当たらないので、特に手続きの必要はありません。
各銀行の対応一覧
非居住者となった場合の各銀行の対応をまとめました。
メガバンクは口座維持可能なところが多いですが、ネット銀行は解約を求められることが多いようです。
銀行 | 非居住者の口座の扱い |
三菱UFJ銀行 | 維持可 |
三井住友銀行 | 維持可 |
みずほ銀行 | 維持可 |
りそな銀行 | 維持可 |
ゆうちょ銀行 | 解約(赴任後も理由があれば維持可能) |
楽天銀行 | 解約 |
イオン銀行 | 解約 |
ジャパンネット銀行 | 解約 |
auじぶん銀行 | 解約 |
住信SBIネット銀行 | 解約 |
セブン銀行 | 解約 |
ソニー銀行 | 維持可 |
大和ネクスト銀行 | 維持可 |
2021年8月現在
銀行口座解約時の注意点
銀行口座を解約する際には以下のことをお忘れなく。
- 口座残高を0にする
- カード支払いや公共料金などの引き落とし口座の変更
解約方法は「○○銀行 解約」で検索すると出てきます。
ちなみに楽天銀行はネット上だけでお金の移動と解約をすんなりできました。他行への振込は月に数回は手数料無料でできます。
ゆうちょ銀行は他行への振込手数料が掛かりますが、窓口に行ってお金の引き出す分には無料です。解約も窓口で行います。
海外移住後も維持できる銀行口座の扱い
海外移住後でも維持できる銀行口座についても手続きが必要です。
銀行によっては海外に住んでいる間もスムーズに取引ができる有料のサービスを扱っています。
例えば三菱UFJ銀行のグローバルダイレクトは月額300円で郵便物を海外の住所に発送してくれたり、事前登録していない外国口座にも振込できたりします。
もちろん単に住所変更して無料で口座維持する方法もあります。
UFJの口座維持手続きについては以下の記事にまとめました。
UFJの手続きはこちら
-
【三菱UFJ銀行】海外赴任が決まったらやるべき手続きを徹底解説
続きを見る
おわりに:海外赴任するならメガバンク口座を持つべし
メガバンクは基本的に海外移住後も口座維持できます。
ネット銀行に比べて利子が低かったり手数料が高かったりしますが、その分こういうサービスに充てられているのかもしれませんね。
海外移住の可能性がある方はメガバンクの口座を持っておくことをおすすめします。
海外移住時の準備全般については以下の記事で解説しています。
海外移住準備まとめ
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【海外赴任準備】経験者が教えるアメリカ駐在前にやることリスト
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