

こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- サンディエゴ動物園はどんな動物園か
- チケットの購入方法と料金
- サンディエゴ動物園を楽しむための方法
- 実際に行った時の園内の様子

サンディエゴ動物園とは
サンディエゴ動物園は世界的に有名な動物園です。
総面積は約0.43km2で上野動物園や旭山動物園の約3倍もの広さがあり、どちらの動物園よりも多い約650種、3700頭以上の動物が飼育されています。動物園として営業すると同時に種の保存にも貢献しています。
園内には亜熱帯植物が至る所に植えられています。動物の住処に入り込んだような気分で探検できます。
園内には動物園を効率よく回るための工夫がなされています。以下のサービスは動物園の入場チケットがあれば無料で利用できます。
- ガイド・バス・ツアー(Guided Bus Tour)
- ディスカバリー・カート・ツアー(Discovery Cart Tour)
- カンガルー・エクスプレス・バス(Kangaroo Express Bus)
- スカイファリ・ロープウェイ(Skyfari Aerial Tram)
バスツアーとカートツアーは車に乗ってガイドさんの解説を聞きながら園内を回るツアーです。それぞれ35分、60分の所要時間です。自分たちで見て回るだけではわからない裏話も聞けますよ。
※ガイドは英語です。
カンガルー・エクスプレス・バスはガイド・バス・ツアーと同じルートを回りますが、バス停が4か所あり好きな距離だけ利用できます。
ロープウェイは動物園の入り口付近から一番奥のエリアを繋いでいます。広大な敷地内の移動に便利で景色も楽しめます。
サンディエゴ動物園はバルボアパークという大きな公園の中にあります。バルボアパークには他にも日本庭園やサンディエゴ自然史博物館など様々な施設が集まっているので合わせて楽しめますよ。市街地からのアクセスが良いのも魅力です。
サンディエゴ動物園公式アプリ
アプリではサンディエゴ動物園の地図を表示して
- どの動物がどこにいるのか
- アクティビティの開催時間・場所
- バス停の位置
- トイレの場所
などを確認できます。
サンディエゴ動物園に行く際はダウンロードしておくと便利です。
チケットの料金と購入方法(割引アリ)
ここではチケットの種類と割引価格で購入する方法を紹介します。
どのチケットも3歳以下は無料です。
1-Day Pass
1-Day Passは1日入場券です。購入場所と料金はこちらです。
購入場所 | 1-Day Pass - Any Day | 1-Day Pass – Value Days※ |
現地のチケット販売機 | 12歳以上:67ドル 3~11歳:57ドル |
12歳以上:67ドル 3~11歳:57ドル |
サンディエゴ動物園公式HP | 12歳以上:65ドル 3~11歳:55ドル システム使用料1人1ドル |
12歳以上:63ドル 3~11歳:53ドル システム使用料1人1ドル |
シティパス | 大人63ドル 子供53ドル |
なし |
楽天トラベル観光体験 | 大人9,302円 子供7,954円 |
なし |
※Value Daysがいつかは公式HPの1-Day Pass – Value Daysの欄をご覧ください。
公式HPならチケット販売機で買うより割安ですが、システム使用料が1人1ドル掛かります。トータルで最安値はシティパスです。
シティパスとはアメリカの観光地に割引価格で入場できるチケットです。ネットで事前に購入できますし、購入から1年間有効なので急な延期にも対応できます。

楽天トラベル観光体験は少し割高ですが、安心の楽天が運営していますし楽天ポイントが使える・貯まるというメリットもあります。
ご自身に合った方法でご購入ください。
1-Day Pass Plus
1-Day Pass Plusには1日入場券に加えて4Dシアターの鑑賞券も含まれています。購入場所と料金はこちらです。
購入場所 | 1-Day Pass - Any Day | 1-Day Pass – Value Days※ |
現地のチケット販売機 | 12歳以上:73ドル 3~11歳:63ドル |
12歳以上:73ドル 3~11歳:63ドル |
サンディエゴ動物園公式HP | 12歳以上:71ドル 3~11歳:61ドル システム使用料1人1ドル |
12歳以上:69ドル 3~11歳:59ドル システム使用料1人1ドル |
※Value Daysがいつかは公式HPの1-Day Pass – Value Daysの欄をご覧ください。
※シティパスでは販売していません。
4Dシアターの鑑賞券は4Dシアターの入り口付近でも買えます。
2-Visit Pass
2-Visit Passはサンディエゴ動物園とサンディエゴ動物園サファリパークのいずれかに2日入場できるチケットです。
使い方3パターン
- サンディエゴ動物園とサファリパークに1日ずつ入場
- サンディエゴ動物園に2日入場
- サンディエゴ動物園サファリパークに2日入場
サンディエゴ動物園サファリパークとはサンディエゴ郊外にあるサファリパークです。動物園からは車で40分ほどの距離です。
2-Visit Passの料金はどこで買っても12歳以上が110ドル、3~11歳が100ドルです。
サンディエゴ動物園の公式HPで買うと1人1ドルのシステム使用料が掛かるので、事前購入ならシティパスが最安です。
有効期限は購入後1年間です。
San Diego 3-for-1 Pass
San Diego 3-for-1 Passはサンディエゴ動物園、サンディエゴ動物園サファリパーク、シーワールド・サンディエゴそれぞれに1回ずつ入場できるチケットです。
現地のチケット販売機かサンディエゴ動物園公式HPでのみ購入可能で、料金はどちらも12歳以上が173ドル、3~11歳が163ドルです。公式HPで買うとシステム使用料が1人1ドル掛かります。
有効期限は最初の施設に入場してから7日間です。
サンディエゴ動物園のマップと会える動物たち
園内マップ
サンディエゴ動物園の園内マップはこちらです。
マップは公式HPのZoo Mapの欄からダウンロードできます。
どこにどんな動物がいるかやトイレ、レストラン、ロッカーなどの位置が一目瞭然です。
各エリアで会える動物たち
園内は8つのエリアに分かれています。
以前はパンダもいたのですが、2019年に中国に返還されたので現在はいません。
DISCOVERY OUTPOST(ディスカバリー・アウトポスト)
会える生き物の例
- ワニ
- ヘビ
- コモドドラゴン
- アナホリフクロウ
- ハキリアリ
爬虫類や鳥類、昆虫が集結したエリアです。入場ゲートを入って左にあります。
コモドドラゴンは世界最大のトカゲです。大人のコモドドラゴンは体調3m、体重は130kg以上になります。サンディエゴ動物園には2匹のコモドドラゴンがいます。
アクティビティが集まっている場所でもあり、フェイスペイントやアスレチックなどを体験できます。
LOST FOREST(ロスト・フォレスト)
会える生き物の例
- トラ
- ボノボ
- マレーバク
- コビトカバ
- ゴリラ
- オラウータン
園内の3分の1近くを占める巨大なエリアで、熱帯に生息する動物たちが待っています。
ボノボは人間の次に賢い霊長類と言われ、絶滅危惧種に指定されています。人間もチンパンジーも仲間どうしで殺し合うことがありますが、ボノボはそういったことが全くない平和な種族です。
コビトカバの飼育エリアにもぜひ足を運んでいただきたいです。池には大量の熱帯魚も飼育されていて壮観です。コビトカバと熱帯魚が一緒に泳ぐ姿が見られるかもしれません。
NORTHERN FRONTIER(ノーザン・フロンティア)
会える生き物の例
- ホッキョクグマ
- オオアリクイ
- シマウマ
- カナダオオヤマネコ
- アザラシ
寒い地域にいる動物たちが暮らすエリアです。
ホッキョクグマにとってサンディエゴはかなり暖かいように思いますが意外と快適に過ごしていそうでした。実物大のホッキョクグマの像もあるのでどれだけ大きいか確認してみてください。
ホッキョクグマやアザラシのプールは水中を覗けます。人間がアザラシを見るようにアザラシも人間を見るために自ら近寄ってきてくれます。
ELEPHANT ODYSSEY(エレファント・オデッセイ)
会える生き物の例
- ゾウ
- ラクダ
- カリフォルニアコンドル
- ライオン
- ジャガー
ここではアフリカゾウとアジアゾウの両方が見られます。飼育エリアはかなり広く、身体の大きなゾウでも伸び伸びと過ごしています。
Elephant Care Centerでは飼育員がゾウの足を洗うなどゾウのお世話をする様子を見学できます。
カリフォルニアコンドルは羽を広げると2m以上にもなり、飛べる鳥の中では北米最大だそうです。実際に見てもかなり大きいです。
ASIAN PASSAGE(アジアン・パッセージ)
会える生き物の例
- レッサーパンダ
- ユキヒョウ
- ヒグマ
- グリズリー
- アイアイ
アジアにいる動物を中心としたエリアで、クマやサルなどに会えます。
ユキヒョウは一般的なヒョウとは違って灰色がかったヒョウ柄をしています。生息地は岩山なので周りの色に合わせてこのような色になったそうです。しっぽが体と同じくらい長いのも特徴です。
童謡で有名なアイアイにも会えます。実は意外と怖い見た目で有名です…
4Dシアターもあり、7ドルの追加料金で見られます。お子様連れには特に楽しめると思います。
URBAN JUNGLE(アーバン・ジャングル)
会える生き物の例
- キリン
- ヤマアラシ
- チーター
- フェネックギツネ
- フラミンゴ
キリンの飼育エリアでは12~13時にGiraffe Feeding Opportunityが始まります。15ドルの追加料金でキリンの餌やり体験ができます。
フェネックギツネは顔より大きな耳を持ちます。耳は音を聞くためだけでなく、体内の熱を放出するのにも使われます。灼熱の砂漠で生き抜くために進化した特徴に注目です。
OUTBACK(アウトバック)
会える生き物の例
- コアラ
- タスマニアデビル
- ワラビー
- ワライカワセミ
- 五色鳥
コアラやワラビーなどオーストラリアに生息する動物や鳥たちに会えます。
サンディエゴ動物園のコアラのコロニーは最大規模で、繁殖にも力を入れています。コアラと同じ目線から見られる歩道もあり、見やすい工夫がなされています。
五色鳥はその名の通り赤、黄、緑、紫、黒の5色の羽を持ちます。カラフルで小さく、かわいい鳥です。ぜひご覧になってみてください。
AFRICA ROCKS(アフリカ・ロックス)
会える生き物の例
- ヒョウ
- マントヒヒ
- キツネザル
- アフリカペンギン
- アフリカドワーフワニ
アフリカの動物に会えるエリアです。
ヒョウはASIAN PASSAGEにもいますが、そちらはアムールヒョウという森林に生息している種です。AFRICA ROCKSにいるヒョウは乾燥地帯にいるヒョウで森林に生息する種より明るい色の毛を持っています。
アフリカペンギンやアフリカドワーフワニもあなたが知っているペンギンやワニとどこか違うかもしれません。
サンディエゴ動物園の回り方
ここではサンディエゴ動物園を余すことなく楽しむための回り方を解説します。マップを参考にご覧ください。

マップの道に引いてある青い点線が最短ルートだそうなので、細かい道順はそちらを参考にしてみてください。
①入り口で記念撮影
入場口の前には巨大なライオンの像があります。絶好の撮影スポットです。
②ガイドバス・ツアーに参加
入園したら着いたらまずガイドバス・ツアーに参加してみてください。入場口のすぐ近くに入り口があります。
2階建てのバスで園内を1周しながら動物について解説してくれます。動物のほとんどは進行方向右側に見えるので右側に乗るのがおすすめです。解説は英語ですが見るだけでも十分楽しめます。

ガイドバスツアーは入場口付近からスタートし、LOST FORESTのフラミンゴ、サル、トラ、カバの順に見て、NORTHERN FRONTIERに向かいます。その後ELEPHANT ODYSSEYの外側を走行してスタート地点に戻ってきます。園内を1周するルートです。
③ロープウェイで移動
バスツアーが終わったらロープウェイに乗ります。上空から園内を見渡しているとホッキョクグマのいるNORTHERN FRONTIERに着きます。ホッキョクグマやアザラシのプールは水中からも見られるようになっています。
④歩いて散策
NORTHERN FRONTIERを見終わったらLOWER CENTER STREETを下りながらASIAN PASSAGE、AFRICA ROCKSの順に歩いて行きます。どちらもバスでは通らない場所です。
体力がある方はELEPHANT ODYSSEYに行ってみてください。ゾウの飼育エリアはバスからも見えますが、徒歩だと反対側からじっくり見られます。ゾウの等身大模型があるので記念撮影にもってこいです。
次にOUTBACKとURBAN JUNGLEを散策します。12~13時には15ドルでキリンの餌やり体験ができます。
ELEPHANT ODYSSEYからURBAN JUNGLEまではカンガルー・エクスプレス・バスでも移動できます。
オーストラリアやサバンナの動物たちを鑑賞したらUPPER CENTER STREETを通ってLOST FORESTのOWENS AVIARYに向かいます。OWENS AVIARYでは様々な種類の鳥が待っています。LOST FORESTに植えられているのは亜熱帯の植物です。ジャングルを探検しながらそこ住む動物たちを探してみてください。
LOST FORESTをぐるりと散策したらDISCOVERY OUTPOSTに向かいます。爬虫類や昆虫などまた違った生き物たちに出会えます。WEGEFORTH BOWLには舞台と客席が用意されており、毎日14時から日替わりのイベントがやっています。
入場口付近にはショップが立ち並んでいるのでお土産探しにどうぞ。
サンディエゴ動物園旅行記

最初にガイドバスツアーに参加して園内を1周しました。
トラやカバ、ホッキョクグマなどを見て回りました。要所で止まりながらガイドさんが解説してくれます。
こちらはバスから見えたゾウです。箱の中にエサが入っていて、試行錯誤して取り出すことが退屈しのぎになるそうです。
こちらはカリフォルニアコンドルです。写真では伝わりにくいのですが、かなり大きいのがわかりました。
私たちが行った時はDISCOVERY OUTPOSTが閉鎖されていました。夫は高所恐怖症でロープウェイがNGなので徒歩で散策してきました。
こちらはコビトカバと熱帯魚のエリアです。絶妙な組み合わせですよね。大量の熱帯魚が壮観でした。
こちらはミーアキャットです。バスからも見えたのですが、かわいかったので歩いてもう一度見に行きました。絶対に安全な動物園内でも絶えず見張りを行っていました。
ゾウの飼育エリア近くにはゾウの等身大模型があったので記念写真を撮ってきました。
大型犬くらいあるネコ科動物も普通のネコのように顔を洗っていてかわいかったです。
世界的に有名な動物園なだけあって規模が大きくクオリティも高かったです。広すぎて後で見返すと行けていなかった場所もありました。

おわりに:サンディエゴで一番のおすすめスポット
サンディエゴ動物園はサンディエゴの観光地の中で一番おすすめです。サンディエゴ動物園は日本のどの動物園よりも広いですし、日本では見られない珍しい生き物にも会えます。
入場料が高めなのがネックですがシティパスを使えば若干の節約になります。サンディエゴにお越しの際はぜひ行ってみてください。