こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- TAPアプリを使ったロサンゼルスの電車（地下鉄）・バスの乗り方・料金・治安
- TAPアプリ・カードは返金・払い戻し不可
TAPアプリはタッチ決済のため、必ずタッチ決済対応端末でご使用ください。
TAPアプリを使ったロサンゼルスの電車（地下鉄）・バスの乗り方
Step1 TAPアプリをインストール
TAPアプリとは日本でいうモバイルSuicaみたいなもので、アプリを使って運賃の支払いと乗車ができます。
ロサンゼルスの電車にはTAP Cardという日本のSuicaのようなプリペイドカードもありますが、発行手数料が2ドル掛かります。TAPアプリは無料で使えてお得です。
TAPアプリは以下からインストールできます。
Step2 アカウント作成
アプリを開いたら画面下の「Create Account」をタップします。
以下を参考に必要事項を入力しアカウントを作成します。
日本の住所、電話番号では登録できないので、アメリカ在住でない方は滞在先のホテルの住所、電話番号で登録できます。電話番号認証はありません。メールアドレスは必ずご自身のものをご登録ください。
Step3 アプリ内にTAPカードを追加
アプリ下部のメニューで「Cards」を選択します。
画面左上に出るカード追加マークを選択します。
すると「Add a TAP Card on Your Phone」と「Register a TAP Card」の選択肢が現れるので「Add a TAP Card on Your Phone」を選択します。
（iPhoneの場合は「Add a TAP Card to Apple Wallet」を選択。）
カードのニックネームは適当な名前を入力します。
Step4 必要金額をチャージ
「Add Stored Value or Pass」ボタンを押します。
「Stored Value」を選択します。
チャージしたい金額を選択します。選択肢にない場合は「Other Amount」欄に希望の額を入力します。
金額が確定したら「Add to Cart」を押します。
Step5 支払い方法の登録
次の画面で「Select payment method」を選択して、支払方法を登録します。
「Purchase」を押すとチャージ完了です。
コロナ禍ではメトロの電車とバスが無料で乗車できました。料金を払って入ることもできるのですが、現地の人は誰も払っていなかったです。無料という表示はなかったので、周りを見て判断するしかありません…
Step6 改札の通り方
電車
駅の改札には写真のようなタッチする場所があります。ここにチャージ済みのTAPアプリが入ったスマホをタッチし、奥のバーを回して入場します。
出口改札にタッチする場所はないのでそのまま出ればOKです。
バス
運転席の横にある料金箱に改札と同じデザインの部分があるのでそこにチャージ済みのTAPアプリが入ったスマホをタッチします。
降りる時は日本のようにストップボタンを押して止まってもらい、そのまま出ます。
出る時にタッチする必要はありません。
家族のチケットを代理購入する方法
家族のTAPアカウントを自分のアカウントと紐づけることでチケットの購入やTAPカードの管理を代理で行うことができます。
アカウントを紐づけるにはまずご自身とご家族それぞれがTAPアカウントを作成しておきます。
次にこちら（TAPアプリ公式HP）にアクセスしてご自身のアカウントにログインした後、紐づけたい人のアカウント情報を入力してアカウント共有のリクエストを送信します。
ご家族がリクエストを承認するとアカウントの紐づけが完了します。
iPhoneまたはApple WatchにTAPカードを追加する方法
TAPアプリで作成したTAPカードをiPhoneまたはApple Watchに追加するにはさらに操作が必要です。
追加方法はこちら（TAPアプリ公式HP）で解説されています。
ロサンゼルスのメトロ電車（地下鉄）・バスの料金
一般料金
メトロの電車とバスの料金は片道1.75ドルです。
日本のように区間ごとに値段は変わる仕様にはなっていません。どこまで乗っても定額です。
2時間以内の乗り換えは無料です。
TAPカードを使うとカード発行手数料2ドルが掛かりますが、TAPアプリは手数料無料です。
メトロの乗り放題パス（1日券、7日券）は2023年6月で廃止されました。
代わりに2023年7月以降は期間ごとの上限金額が設けられるようになりました。
| 利用日数 | 上限金額 |
| 1日 | 5ドル |
| 7日 | 18ドル |
1日の利用金額が5ドルに達すると、それ以降はどれだけ乗車しても運賃が無料になります。無料期間は最初の乗車から丸1日経過するまで続きます。
さらに7日以内の合計利用金額が18ドルに達するとそれ以降の運賃は最初の利用から7日経過するまで無料になります。
運賃の上限金額はTAPアプリまたはカードで乗車すれば自動で適用されます。
シニア・障がい者料金
62歳以上の高齢者または障がいをお持ちの方はメトロを割引料金で利用できます。
料金は片道75セント（平日の9~15時と19~翌日5時までは35セント）、1日の上限金額は2.5ドル、7日間の上限金額は5ドルです。
2時間以内の乗り換えは無料です。
割引料金を利用するには専用のTAPカードを申請するか、自動券売機で割引料金の片道チケットを購入します。
割引運賃用のTAPカードは必要書類をカスタマーセンターまたはオンラインで提出する必要があります。
詳しくはこちら（メトロ公式HP）をご覧ください。
TAPアプリ・カードは返金・払い戻し不可
TAPアプリにチャージしたお金は返金不可です。TAPカードも同様です。（TAPの規約4.12参照）
必要金額だけをチャージするようにしましょう。
ロサンゼルスの電車（地下鉄）・バスの治安
車社会のアメリカでは電車やバスは車を買えるほど裕福でない人が乗るものというイメージです。
基本的に治安はそれほど良くないので夜間の利用は避けるべきです。
ここでは昼に利用した時の様子をお伝えします。
電車の治安
筆者が訪れた2021年末は治安は良くなさそうでした…
このときは無料で乗車できたからかホームレスらしき方がたくさんおり、地下にある駅には嫌な臭いが立ち込めていました。
改札に入る前に引き返そうか迷ったくらいです。
ホームには警備員のような方がいたのでちょっと安心でした。
私たちがキョロキョロしていたら「どこに行くの？」と話しかけてくれました。
車内でも恐怖を感じました。
観光客らしき人は見当たらず、ずっとピリピリした空気を感じていました。
近くにいたホームレスらしき方が体を絶えず前後左右に動かしていたのも怖かったです。
地上にあるホームはまだマシでした。
バスの治安
バスは電車よりは平和でした。
ホームレスらしき方も見かけましたが、女性が1人で乗っているのも何度か見かけました。
私たちは電車は1回で諦め、ずっとバスを使っていました。
とはいえ日本ほど安全でないので気は抜かないでおきましょう。
おわりに：ロサンゼルスの電車・バスを使った感想
TAPアプリは好きな場所で必要金額をチャージして、そのまま電車やバスに乗ることができたので非常に便利でした。
私たちが行ったときはコロナで疲弊した地域を応援するためにメトロの電車とバスが無料で乗車できるようになっていました。
そのせいかホームレスらしき方が多かったです。
特に電車はもう乗りたくないと思うくらい怖かったです。
バスはそこまでではなかったので、これから行かれる方はバスの利用をおすすめします。
ロサンゼルスの電車とバスは特に料金が安いので出費を抑えたい方にはもってこいです。
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