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この記事でわかること
- アメリカ旅行の注意点・気を付けること
アメリカ旅行の注意点・気を付けること【これで完璧】
時差
アメリカと日本は12時間以上の時差があり、ほぼ昼夜逆転です。
着いてすぐに観光を開始する場合は機内でできるだけ寝ておくと良いかと思います。
アメリカ国内で2か所以上行く予定ならアメリカ国内の時差にも注意です。
アメリカは本土だけでも4通りの時間があります。
時差を考慮していなくて飛行機に乗り遅れたという話も聞くので、旅行に行く前にチェックしてみてください。
治安
アメリカの治安は日本ほどよくありません。
観光地のすぐ近くに治安の悪い地域があるということもザラです。
渡航前に渡航先地域の治安を調べ、治安の悪い地域には近づかないようにしましょう。
治安の悪い地域は
・ゴミがたくさん落ちている
・家の窓に鉄格子がある
・古い車ばかりが停車している
という特徴があります。踏み入ってしまったらすぐに立ち去ってください。
夜間は犯罪率が上がるので暗いうちに出歩くのはできるだけ避けるのが無難です。
電圧
日本の電圧は100Vですが、アメリカの電圧は120Vです。
日本の家電の多くは100Vにしか対応していないので、アメリカで使うときは電圧変換機が必要です。
電圧変換機なしでも動きますが、家電の寿命が縮みます。
渡航前に注意書きで対応電圧をチェックしてみてください。
例えばこちらのドライヤーは「AC100V」と書いてあるのでアメリカで使うには電圧変換機が必要です。
スマートフォンはたいてい100Vにも120Vにも対応しているので、そのまま充電して大丈夫です。
ちなみにプラグ形状は日本と同じなのでプラグ変換器は不要です。
手持ちのスマートフォンがアメリカで使えるか
海外ローミングを使って手持ちのスマートフォンをアメリカでも使おうと思っている方もいらっしゃるかと思います。
しかし日本で使っているスマートフォンがすべてアメリカでも同じように使えるわけではありません。
アメリカと日本ではデータ通信に使う周波数が異なります。
手持ちのスマートフォンがアメリカの周波数に対応していなければ、アメリカでインターネットを使えません。

基本的にアメリカの企業が作ったスマートフォンはアメリカの周波数にも対応していますが、中華スマホや日本の企業が作ったスマートフォンは対応していないことが多いです。
アメリカの周波数についてはこちらで詳しく解説しています。
海外ローミングを利用する際は手持ちのスマートフォンがアメリカの周波数に対応しているか確認しておく必要があります。
アメリカで使えるSIMを購入していく場合も同様です。


アメリカで使えるモバイルWi-Fiを持っていけばスマートフォンの対応周波数に関わらずどんな機種でもアメリカでインターネットに接続できます。
モバイルWi-Fiなら旅先にも気軽に持ち運べますし、自宅のWi-Fiに繋ぐのと同じように使えます。
旅行期間中だけ契約できるものもあります。
日本にいる間に契約して旅行先に持っていきましょう。
クレジットカード
アメリカはクレジットカード社会です。少額の支払いでもクレジットカードを使うのが普通です。
クレジットカード払いしかできないお店もあるので、アメリカに行くのならクレジットカードは必携です。
カードブランドはVISAかMasterCardが推奨です。他のブランドだと使えないお店が増えます。
万が一財布を盗まれてしまってもクレジットカードならスマートフォンか電話で簡単に利用停止にできます。現金は盗まれたら終わりです。
旅行に持っていくのは既に持っているカードでも問題ありませんが、海外に行くのなら海外旅行保険が付帯した年会費無料のクレジットカードが便利です。
海外でけがをしたり病気になったりしても日本の健康保険は使えません。結果、多額の医療費を支払うことになります。海外旅行保険に入っていれば医療費は保険金で賄えます。
また、海外で持ち物を紛失した時も保険金が出ます。いざという時に安心です。
海外旅行保険は普通に入ると5,000円ほど掛かりますが、クレジットカードに付いていれば追加料金はいりません。
海外旅行保険付きのクレジットカードの中で最もおすすめなのはエポスカードです。
エポスカードの特典
- 入会費・年会費永年無料
- 旅行に持っていくだけで海外旅行傷害保険が付く
- 海外旅行中でも緊急時に電話で日本語サポートが受けられる
- カードブランドはアメリカで一番普及しているVISA
- マルイの店頭受け取りで即日発行可能
- 入会で2,000円分のポイント付与
エポスカードは旅行に持っていくだけでいざという時の補償が受けられるのが最大の魅力です。
他の保険付きクレジットカードは旅行の支払いにそのクレジットカードを使わないと保険金が出ないなどの細かい条件があることがほとんどです。エポスカードは持っていくだけでいいので補償が受けやすいです。
他にも複数の特典がついた上で年会費は無料です。


正直、ポイント還元率がもっと高いカードは他にもあります。
しかしエポスカードは為替手数料が利用金額の1.63%と安いです。
為替手数料とは日本のクレジットカードを海外で使ったときに掛かる手数料です。為替手数料は2%台が一般的です。
このようにエポスカードは海外旅行に行く方に特化したカードと言えます。
貯まったポイントはAmazonギフトカードやクオカード、商品券に交換できます。
どれも使わないという方はポイントをエポスVISAプリペイドカードに移行すればVISA加盟店で1ポイント1円で利用できます。さらにプリペイドカードの利用額の0.5%がキャッシュバックされます。
ポイントを最後まで余すことなく使えるようになっています。
現金
ほとんどのお店でクレジットカードが使えますが、ファーマーズマーケットや小さな個人経営の飲食店の一部では現金しか使えません。
チップを手渡しする際も現金が基本です。
そのため1ドル札複数枚と予備の現金を持っていくのをおすすめします。
現金は銀行で交換すると手数料が高いので筆者は手数料の安いTravelexをよく利用します。
旅行に必要な持ち物
アメリカに行くのに日本国内旅行と同じ持ち物で良いと思っていると確実に後悔します。
例えばアメリカのホテルにはスリッパとパジャマと歯ブラシセットがないです。すべて自分で持っていく必要があります。
他にもアメリカ旅行に必要なものを以下の記事にまとめたので参考にしてみてください。
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お店での振る舞い・チップ
アメリカのお店では日本と微妙に振る舞い方が違います。
お土産店などの小売店
基本的に日本と同じように買い物すればOKですが、たまに店員さんがいらっしゃいませ感覚で「How are you?」または「How's it going?」と言ってくれます。
日本ではいらっしゃいませに対しては答えないのが普通ですが、アメリカでこれらを無視するのは失礼です。「Good, thank you.」と答えましょう。
他にも「Good, how are you.」「I'm doing well.」など答え方のバリエーションはありますが「Good, thank you.」が言いやすいかと思います。
飲食店やタクシーでも「How are you?」が飛んでくることがあります。間ができてもいいので必ず「Good, thank you.」と返しましょう。
ホテル
連泊する場合は枕に1~2ドルのチップを置きます。
置かなくても掃除はしてくれますが、清掃員の方に感謝を込めて置いておくのがマナーです。
高級ホテルではスタッフが部屋まで荷物を運んでくれることがあります。その際も1~2ドルのチップを払います。
チェックイン・チェックアウト時はチップはいりません。
チェックイン・チェックアウト時の英語のやり取りはこちらの記事で解説しています。
レストラン
アメリカのレストランではテーブルごとに担当の店員さんが決まっています。
担当以外の人に声を掛けても反応してくれないか「担当を呼んできます」と言われます。注文や会計などはすべてテーブル担当に頼みます。
テーブル担当は定期的に「Is everything good?」(ご用はありませんか?)と聞きに来てくれるので、自分で呼ばなくてもいいことが多いです。用がなければ「Good.」と答えればOKです。
会計はテーブルチェックです。「Check please.」と言えばレシートを持ってきてくれます。テーブルチェックの方法とチップの支払い方法は以下の記事で解説しています。
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以上を踏まえた上で、レストランでのよくある流れを紹介します。
レストランでのよくある流れ
- 入店して人数を言う(「2名です」は「Two of us.」)
- 席に通される
- テーブル担当者がメニューを持ってきて飲み物はどうするか聞く
- 注文した飲み物を持ってきて食事の注文を聞く※
- 食事を持ってくる
- 定期的に「Is everything good?」と様子を見に来てくれる
- 食べ終わったくらいで「Is everything good?」と聞いてくれたら会計をお願いする
- テーブルチェックして店を出る
※ 注文が決まっていなければ「Could you give me a minute?」と言って後で来てもらう
注文するときは「Can I have ○○?」の○○にメニュー名を入れて言います。
ちなみにアメリカのレストランでは基本的に日本と同じくお水(水道水)は無料です。
渡米前の申請
アメリカに行く前にはESTAとたびレジの申請をお忘れなく。
ESTA
アメリカへ90日以内の渡航をする場合は出発の72時間以上前に電子渡航認証システム(ESTA)の申請が必須です。
ESTAの認証要件を満たせばアメリカへの滞在が可能になります。
ESTAはこちらから申請できます。
90日を超えて滞在する方はビザが必要です。
たびレジ
たびレジは日本の外務省が提供するサービスです。渡航先の安全情報をメールで配信してくれます。
例えば渡航先地域についてのこんな内容のメールが届きます。
たびレジで届くメール内容の例
- 新型コロナウイルスに対する水際措置の変更
- 配水管の不具合により水道水は煮沸して飲むようにとの知らせ
- アジア系を狙った暴力事件発生の知らせ
このように重要な内容をお知らせしてくれます。
さらに現地で事件に巻き込まれた場合は素早く支援してくれます。登録しておいて損はないです。
たびレジの登録はこちらからできます。
運転
アメリカで運転する予定なら国際運転免許証を発行していきましょう。日本の免許証があれば特にテストなどはなく、料金を支払うだけで発行できます。
現地で運転する際には日本と交通ルールが違うのでご注意ください。アメリカの基本的な交通ルールは以下の記事で解説しています。
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おわりに:渡米前の準備まとめ
以上のことから渡米前にしていくべき準備をまとめました。
- 治安と時差の確認
- 持っていく家電の対応電圧確認
- スマホの周波数確認またはモバイルWi-Fi契約
- クレジットカードと現金の用意
- 必要な持ち物の準備
- ESTAとたびレジの申請
- (運転するなら)国際運転免許証取得と交通ルール確認
どれも現地に着いてからでは遅いです。日本にいるうちに用意しておきましょう。