こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- アメリカ賃貸のアパートのよくある間取り
- アメリカの賃貸アパートの日本との違い
- アメリカの賃貸アパートの部屋の使い方例
アメリカ賃貸のアパートのよくある間取り図と見方
アメリカの間取りは「〇ベッドルーム△バスルーム」のようにベッドルーム数とバスルーム数で表します。
リビング、ダイニング、キッチンは必ず付いています。
多いのはベッドルームとバスルームが同数の間取りです。
一人暮らしなら1ベッドルーム1バスルーム(日本でいう1LDK)、2人暮らしなら2ベッドルーム2バスルーム(日本でいう2LDKにバスルームを1つ追加)がちょうどいい広さです。
例として2ベッドルーム2バスルームの部屋の間取りはこちらです。
引用元:Apartments.com
2階建てのコンドミニアムも多いです。ここの広さは約120m2です。
用語解説
- Bedroom:普通の部屋(ベッドルームとして使わなくてもいい)
- Bath:トイレと洗面所とシャワールームが一緒なった部屋
- Porch:玄関先
- Balcony, Patio:ベランダと考えていい
- Foyer:通路
こちらの3ベッドルーム2バスルームのようにベッドルーム数が多い間取りもあります。
引用元:Apartments.com
ここの床面積は約150m2です。
似たような間取りの日本のアパートよりも床面積がかなり広いです。
また、部屋の方角はバラバラです。
洗濯物を干さないせいか、ベランダが南向き部屋もあれば同じくらい北、東、北西向きの部屋もあります。
アメリカ人は方角をあまり気にしないようです。
Apartments.comでは間取りも含めた賃貸物件の情報を調べられます。物件探しの参考にどうぞ。
アメリカでいうアパートとマンションの違い
日本人が想像するようなアパートやマンションはアメリカではまとめてアパートメントと呼ばれます。
アメリカでマンションというと写真のような豪邸を指します。
ホーンテッドマンションもこんな豪邸でしたよね。
マンションに住んでいると言うと豪邸に住んでいると思われるので注意です。
アメリカの賃貸アパートの日本との違い
住宅設備
家電は備え付け
一般的に以下の家電は備え付けなので自分では買いません。
故障したら管理会社に言えば無料で直してもらえます。
- 冷蔵庫
- コンロ
- オーブン
- 電子レンジ
- 食器洗い機
- 洗濯機
- 乾燥機
- セントラルヒーティング(エアコン)
アメリカではエアコンの代わりにセントラルヒーティングが付いていて、すべての部屋を同じ温度に温めます。
もちろんクーラー機能も付いています。
日本のように部屋を個別に温めるという発想じゃないんですね。
筆者の家のキッチンはこんな感じになっています。
コンロの下にあるのがオーブンです。ターキーを丸ごと焼けるくらい大きいです。
大きすぎるのでトーストを焼くように小さいオーブンも買って使っています(笑)
ランドリールームはこちら。
一般的にアメリカでは洗濯物を外に干さず、乾燥機を使います。
食器洗い機や乾燥機まで付いているのはかなり嬉しいです。
多くの日本人は食器洗いも洗濯物干しも自分でやっていますが、アメリカ人は当たり前に家電に任せています。
天井照明が少ない
日本ではシーリングライトを買って天井に取り付けるのが一般的ですよね。
アメリカのベッドルームの天井には基本的に照明を取り付ける器具が付いていません。代わりに間接照明を置きます。
キッチンやバスルームには電球やシーリングが設置されています。
アパートの敷地
アメリカのアパートの敷地は日本と比べるとかなり広いです。
田舎では敷地内を1周するのに10分以上掛かるほどの広さで、敷地内に湖があったりします。
敷地内には2、3階建てのアパートが数十棟と共用施設があります。
共用施設
アパート居住者が使い放題の共用施設もあります。
一般的に以下の施設です。
- フィットネスジム
- プール
- サウナ
- 子供用の遊具
- テニスコート
- バーベキュー場
- ゴミ捨て場
「リゾートか!」ってくらい色々な施設があります。
アパートによっては各建物の近くにはゴミ捨て場があり、24時間捨てられます。
ゴミ捨て場がないアパートでは決まった曜日に家の前にゴミ袋を置いておくと回収してくれます。
家賃
アメリカでは家賃と治安が密接に関係しています。
一般的に家賃が安い地域は治安が悪いです。
アメリカは銃社会ですので、安全に暮らすためにも家賃はケチらない方がいいです。
家探しの際にはSpotCrimeで治安も確認してみましょう。
地名を入れると過去に起こった犯罪の種類と場所を調べられます。
アメリカの賃貸アパートの部屋の使い方・内装例
わが家は2ベッドルーム2バスルームのアパートに夫婦で住んでいます。
ここでは各部屋をどう使っているかを紹介します。
ベッドルーム
わが家にはベッドルーム2つと書斎が1つの合計3部屋があります。
書斎はベッドルームと同じくらいの広さの部屋です。
1つは寝るための部屋、あと2つは個人の部屋兼物置として使っています。
こちらは夫婦の寝室にしているベッドルームです。
右奥にはバスルームの入り口があります。
日本では考えられない間取りですが、冬はこの間取りに助けられています。
筆者が住んでいる地域はかなり乾燥するので、シャワーを浴びた後のバスルームの湿気を寝室に放ち、寝るときは加湿器も付けます。
もう1つのベッドルームはこちらです。
来客用のシングルベッドはコロナの影響で使われずじまいです…
書斎はこちらです。
インテリアにはこだわっていないのですが、椅子にはこだわっています(笑)
イトーキの製品で、オフィスチェアなだけあって座り心地抜群です。
筆者が買って使っていたら夫も気に入ってもう1つ買いました。
バスルーム
バスルームは2つとも使っています。
洗面所を夫用と筆者用で分けています。自分が必要なものだけ置けるので使いやすいです。
各バスルームにはシャワールームかユニットバスが付いていますが、両方とも使うと掃除が面倒なのでシャワールームの方しか使っていません。
浴槽に入りたくなったらユニットバスも使おうかなと思っています。(めっちゃ浅いけど…)
リビングダイニング
リビングダイニングはこちらです。
会社から貸与されたダイニングテーブルとイス、ソファ、ローテーブルを使っています。
寒い地域なのでソファの奥に暖炉があるのですが、一度も使ったことがありません。
正直、セントラルヒーティングで十分です。
使い方も使うタイミングもよくわからなくて放置してあります(笑)
収納
キッチンにはパントリーが付いています。日本から持ってきた大量の調味料はここに置いています。
ウォークインクローゼットには洋服やスーツケースを収納しています。
玄関(靴は脱ぐ?土足?)
わが家は玄関で靴を脱ぐ方式にしています。
どうするかは住む人の自由です。
土足生活をしている人もたくさんいます。
アメリカでは土足が主流なので、何も言わないと来客は土足で入ってきます。
修理で業者を呼んだ時には玄関で靴を脱ぐかシューズカバーを付けてもらうように言っています。
おわりに:アメリカのアパートに住んだ感想
アメリカのアパートに住んでみて思ったことは
です。日本では半分以下の広さのアパートに住んでいたので、余計にそう思うのかも…
家電は100Lくらいの洗濯機や筆者の腰までの高さがある巨大食洗器があります。一気に大量に洗えて便利です。
欠点は日本より家の作りが雑なところです。
わが家のシャワールームの引き戸はレールがガタガタでちゃんと閉まりません。
修理依頼して何か月も音沙汰がなく、半年後くらいにようやく新しいドアに交換してもらえました…
他にも冬は-20℃になる地域なのに窓に隙間が空いていたりと日本ではお目にかかれないトラブルに何度も遭遇します。
アメリカの長所であり短所でもある適当さをどう感じるかですね…
総合的にはアメリカの住居に満足しています。
日本に帰ったら時短家電を買ってアメリカのいいところを取り入れようと思っています。
海外移住時の準備全般については以下の記事で解説しています。
海外移住準備まとめ
-
【海外赴任準備】経験者が教えるアメリカ駐在前にやることリスト
続きを見る