

こんなお悩みにお答えします。

この記事でわかること
- シカゴの電車とバスの乗り方と路線図
- チケットの種類と料金
- 電車内の治安と注意点
シカゴの電車(地下鉄)・バスはCTAが運営
シカゴの主な公共電車やバスはシカゴ交通局(Chicago Transit Authority)が運営しています。この記事ではCTAの使い方を解説します。

CTAの電車には以下の8つの線があります。
CTAの路線
- Red Line:南北に走る路線
- Blue Line:オヘア空港・西部と市内を繋ぐ路線
- Orange Line:ミッドウェイ空港と市内を繋ぐ路線
- Green Line:南部と西部を走る路線
- Purple Line:北部を走る路線
- Brown Line:北西部を走る路線
- Pink Line:西部を走る路線
電車もバスも経路検索はGoogleマップでできます。
シカゴの電車(地下鉄)・バスのチケット
支払い方法(チケット)
Ventra Ticket(ヴェントラチケット)
電車で使える使い捨ての切符です。タッチで支払いできます。
Ventra Card(ヴェントラカード)
引用:CTA HP Fare information
Suicaのように料金をチャージして使うICカードです。発行には手数料が5ドル掛かりますが、運賃は割引料金になります。
購入やチャージ、残高確認は券売機やVeltraのHPでできます。ただしVentra Cardが買えない券売機もあるので注意です。
下で紹介するVentra Appと連携させることも可能です。
Ventra App(ヴェントラアプリ)
アプリ上で料金をチャージしたり、Day Passを購入したりして使えます。利用料は無料で、運賃は割引料金になります。
アプリはこちら。

現金
バスのみ現金支払いが可能です。おつりは出ないのでピッタリの金額を用意していきます。
チケットの料金
片道チケット
片道チケットの料金は購入方法によって異なります。
電車の片道チケット料金
- ベントラカードまたはアプリで払うと2.5ドル
- ベントラチケットとして買うと3ドル
- オヘア空港発の場合は購入方法に関わらず5ドル
バスの片道チケット料金
- ベントラカードまたはアプリで払うと2.25ドル
- 現金支払いの場合は2.5ドル
乗り放題パス
指定した日にち分だけ乗り放題になるパスです。同じくシカゴを走るPaceというバスの乗り放題も含まれています。
DAY Passの料金
- 1-Day CTA/Pace Pass:5ドル
- 3-Day CTA/Pace Pass:15ドル
- 7-Day CTA/Pace Pass:20ドル※
- 30-Day CTA Pace Pass:75ドル※
※ベントラチケットでは購入不可
有効期限は最初に使った瞬間からカウントされます。例えば1-Day CTA/Pace Passなら最初に改札機にタップしてから24時間有効です。
乗り換え
ベントラカードまたはアプリで購入した片道チケットは2時間以内の乗り換えが2回まで無料です。ベントラチケットなら2時間以内に3回まで乗り換え無料です。
PaceバスからCTAに乗り換える場合のみ25セントの追加料金が必要です。
バスで現金支払いした場合は乗り換え無料はありません。
シカゴの電車(地下鉄)・バスのチケット購入方法
アプリで買う方法
タッチ決済するので必ずFeliCa対応端末をご利用ください。
step
1アプリをインストール
CTAのHPからベントラアプリをインストールします。
step
2アカウント作成
アプリを開いて「Next」を押していきます。
こちらの画面になったら「Create new account」からアカウントを作成します。
フォームに沿って名前やパスワード、メールアドレスなどを入力してアカウント作成します。
電話番号や住所入力欄もありますが、アメリカ在住でない方は宿泊先のホテルの情報でもOKです。
「Continue as guest」もありますが、支払方法を登録するとき結局にアカウント作成が必要になります。
アカウント作成が終わるとこちらの画面になるので「Let's get started!」を押します。
決済時の本人認証に指紋認証を使うか聞かれるので、使う場合は「Enable biometrics」、使わない場合は「Not now」を押します。
step
3支払方法登録
ホーム画面右上の「…」マークをタップしてメニューを開き、「Payment methods」を選択します。
支払いに使うクレジットカードなどを登録します。
step
4チケット購入
まずはベントラカードをアプリに登録します。実物のベントラカードを持っていなくてもアプリ上で新規作成できます。
画面下のメニューで右から2番目のVentraマークを選択し、こちらの画面に来たら「Add Ventra Card」をタップします。
カードの名前(適当でOK)を入力し、「Continue」をタップします。
片道チケット分の金額をチャージするには「Add transit value」、乗り放題パスが欲しい場合は「Add a transit pass」をタップします。
チャージを選んだ場合は希望の金額を選択して「Go to checkout」を押します。(金額指定はできないっぽいです。)
乗り放題パスを選択した場合は欲しいパスを選択して「Go to checkout」を押します。
「Purchase」を押せば購入確定です。
最後に「Add to G Pay」または「Add to Apple Pay」を押してGoogle PayまたはApple Payに追加すれば完了です。
券売機で買う方法
券売機は改札の近くにあります。
買いたいチケットのボタンを選択します。この券売機ではVentra Ticketのみ購入可能でした。
チケット購入枚数を選択したら以下の画面になるのでお金を投入します。
カード支払いの場合は右のDebitまたはCreditのボタンを押します。支払いが終わればチケットが出てきます。
シカゴの電車(地下鉄)・バスの乗り方
電車(地下鉄)
チケットまたはカード、スマホを改札機にタッチし、改札のバーを回して入ります。
スマホは画面をつけた状態でタッチしてください。スリープ状態では反応しなかったです。
ホームと電車はこんな感じです。電車はすべて同じ色なので電光掲示板で路線名を確認して乗車します。
出口ゲートはこんな感じです。タッチせずにそのまま出ればOKです。
バス
バス停には発着するバスの番号が書いてあります。乗車予定のバスの番号があるか確認して待ちます。
バスにも番号が書いてあるので確認して乗車します。近くに歩み寄って乗る意思を見せないと止まってくれないので注意です。
乗車してすぐに電車の改札と同じ機械が設置してあります。ここにチケットをタッチします。
降りる駅が近づいたら赤いボタンを押すか黄色い紐を引っ張って運転手に知らせます。
降りるときはチケットのタッチは必要ありません。そのまま出ます。
バスによっては後ろの扉が自分で押して開けるようになっています。待っていても開かないので注意です。
シカゴの電車(地下鉄)CTAの路線図
CTAの路線図はこちらです。
引用:CTA HP Fare information
CTAのHPからは路線図をPDFでダウンロードできます。
シカゴの電車(地下鉄)・バスの治安
電車もバスも少なくとも明るいうちは安全に利用できました。
こちらはブルーライン内の様子です。
ちょっと古いですが基本的にマナーを守って利用している人ばかりでした。明るいうちだからか、若い女性1人で乗っているのも見かけました。
ただ、レッドラインではやんちゃな若者がタバコを吸いながら大声て話しているのを見かけました。周りに危害を加える様子はなく、他に乗客がたくさんいたので危険は感じませんでしたが、人が少ない夜は1人で利用しない方が良さそうに感じました。
バスはより平和な雰囲気で利用しやすかったです。
心配であれば運転手さんに近い前方に座るのがおすすめです。
シカゴの電車(地下鉄)CTA利用時の注意点
途中の駅でむやみに降りない
CTAで空港から市内へ行く際は明らかに観光地でない駅も通ります。シカゴは市の中心地から離れるほど治安が悪くなるので、途中の駅では降りないようにしましょう。
気を抜かない
電車に限らずですが、日本でないということは念頭に置いておきましょう。安全そうに見えても1人でいる時に電車内で居眠りしたり、夜に女性が1人で乗車したりするのは避けるのが無難です。
空港から市内への移動にも使える
シカゴにあるオヘア空港とミッドウェイ空港から市内へ行くときもCTAが使えます。
オヘア空港から市内へのアクセス
オヘア空港から市内へアクセスするならBlue Lineを使います。Blue Lineの停車駅はこちら。
オヘア空港にはBlue Lineしか通ってないですし、始発駅なので乗るべき電車はわかりやすいか思います。O'Hare駅から40分くらいでシカゴ市内へ着きます。
ミッドウェイ空港から市内へのアクセス
ミッドウェイ空港から市内へならOrange Lineを使うことになります。Orange Lineの停車駅はこちら。
ミッドウェイ空港の駅にはこの電車しか来ませんし、始発駅なのでわかりやすいかと思います。Midway駅から出発して30分くらいで市内へ着きます。
おわりに:旅をお得に楽しむ
海外の地下鉄と聞くと身構えてしまいますが、シカゴのCTAは普通に利用できました。特に空港から市内へはタクシーやUberを使うと10倍ほどの値段が掛かるので、電車ならお得に移動できますよ。