こんなお悩みにお答えします。
この記事でわかること
- UberとLyftの違い
- 配車アプリってどんなサービス
- UberとLyftを使った時の体験談
アメリカの配車アプリUberとLyftを比較してわかった違いとは
筆者はアメリカでUberとLyftを20回ずつくらい使っていますが、どちらもアプリの使い方、値段、ドライバーの質はほぼ同じです。
一方で違いは以下の通りです。
ライドシェア市場でのシェア率
アメリカのライドシェア市場における2022年5月時点でのUberのシェアは72%、Lyftは28%です。売り上げはUberの方が断然多いみたいです。
とはいえUberとLyftの両方を使っているドライバーも多いのでシェアが低いと配車しづらいなんてことはありません。
使える国と対応言語
Uberは世界70以上の国で利用できます。日本でも15都市で使え、アプリは日本語対応しています。
Lyftはアメリカとカナダの2か国でのみ利用可能です。アプリはこの2か国で主に使われている言語にのみ対応しています。日本語対応はしていません。
配車予約
Uberは出発の30日前から配車予約できますが、Lyftは7日前からです。
Uberは予約時も6人乗りの車や高級車など様々な種類の車を選択できますが、Lyftでは4人乗りの普通の車しか選択できない場合が多いです。
乗車までの時間が選べるか
Lyftでは4人乗車の一般的な車を選択する場合、乗車までの時間が3種類から選べます。乗車まで早いほど料金は上がります。
Uberでは乗車までの時間は選べません。
Googleマップとの連携
LyftはGoogleマップと連携しています。
Googleマップで経路検索し、配車マークを選択するとLyftを使った場合に掛かる時間と料金が表示されます。「アプリを開く」を押すとLyftアプリで配車できます。
Uberにはこのようなサービスはありません。
貯まるポイントやリワード
提携しているサービスの数はLyftの方が多いです。
Uberの提携サービス
Lyftの提携サービス
提携サービスのアカウントとUberやLyftのアカウントを紐づければ配車の利用額に応じてポイントやマイルが貯まります。
対象のクレジットカードは支払い方法に登録することで割引が受けられたりします。
ミニーバンとはウォルト・ディズニー・ワールドで利用できるミニーの柄のバンです。Lyftアプリで配車できます。
有料サブスクサービス
有料サブスクサービスの内容や料金も異なります。
Uber
UberにはUber Oneというサブスクサービスがあります。
料金は月額9.99ドルまたは年額99.99ドルです。
Uber One会員はUberとUber Eatsの両方で以下の特典が受けられます。
Uber Oneの特典
- Uber
- 乗車料金が5%引き※1
- Uber Eats(Uber One提携店舗のみ)
- 配送料無料※2
- 食事の注文で最大10%割引※2
- 食料品の注文で5%割引※2
- 到着予定時刻を過ぎたらUber Cashを5ドル受け取れる
※1 30分以上前に予約された配車は対象外
※2 食事注文は15ドル以上、食料品注文は35ドル以上の注文が対象(どちらも税別・手数料別)
Uber Oneについて詳しくはこちらをどうぞ。
Lyft
LyftのサブスクサービスはLyft PinkとLyft Pink All Accessがあります。
Lyft Pinkの料金は月額9.99ドルまたは年額99ドル、Lyft Pink All Accessは年額199ドルです。
それぞれの特典は以下の通りです。詳しくはこちらからどうぞ。
Lyft Pinkの特典
- 早く乗車できる車選択時の追加料金無料
- Lyft、Lux、XL、Preferredの乗車料金が5%割引
- 自転車、スクーター利用料が無料または割引
- 落とし物手数料無料
- 月3回までキャンセル料が無料
- Grubhubの配送料が1年無料
- 年4回までロードサービスが無料
- Lyft車のメンテナンスが15%オフ
- SIXTレンタカーの無料アップグレード
Lyft Pink All Accessの特典
- Lyft Pinkの特典すべて
- Lyft Lux、Lux Black、Lux Black XLの乗車料金が10%割引
- 45分間の自転車乗り放題
- 電動自転車、スクーター利用料が無料または割引
- 自転車またはスクーターのゲストパスが年間3枚もらえる
- Bike Angelsリワードプログラムへのアクセス
そもそも配車アプリとは?
配車アプリとは?
配車アプリとは個人事業主のドライバーと利用者のマッチングや料金徴収などを行ってくれるアプリです。アメリカではUberとLyftの2つがあります。
従来のタクシーのドライバーはタクシー会社の従業員ですが、配車アプリで呼べるドライバーは一般の人です。
アメリカでは配車アプリが普及しすぎてタクシーはほとんど見かけません。今やアメリカ旅行や出張の際の必須アイテムです。
配車アプリのメリット
英語をほとんど話さなくていい
配車アプリなら行き先をドライバーに口頭で伝える必要はありません。事前にアプリで入力した目的地がドライバーにシェアされます。
ドライバーと喋るのは多くの場合、乗車時に「Hello. I'm ○○(アプリに登録している名前).」、行先を確認されたら「Yes.」や「That’s right.」、降りる時に「Thank you.」くらいです。
ぼったくられない
海外でタクシーに乗ると異常に高い金額を請求されることがあります。値段交渉で揉めたりと一筋縄では行かないことも。
しかし配車アプリでは料金をぼったくられる心配はありません。料金は配車時に確定しており、登録したクレジットカードから自動的に引き落とされます。
ドライバーは決まった料金の範囲内でお客さんを送り届ける仕組みになっています。
チップもアプリ上で払うので車内での支払いは一切ありません。
ドライバーの評価を見て決められる
ドライバーには★5段階で評価が付いています。評価は乗客が付けます。
評価を見て不安であれば乗車キャンセルもできます。予約確定後すぐならキャンセル料は掛かりません。
悪い評価を複数回付けられたドライバーはUberやLyftを利用できなくなります。そのためサービスもおのずと良くなります。
ちなみに乗客もドライバーから評価されます。失礼がなければ★5を付けてもらえます。
公共交通機関より安全に利用できる
アメリカではバスや電車は裕福でない方が利用するものというイメージがあり、ホームレスの方も利用します。地域にもよりますが治安があまり良くないことが多いです。
配車サービスなら比較的安心して利用できます。特に以下の場合は公共交通機関よりもUberやLyftを使うのをおすすめします。
- 陽が落ちてからの利用
- 女性だけの利用
- 1人での利用
- 治安が悪い地域(そもそも行かない)
配車アプリのデメリット
キャンセル料が掛かることがある
ドライバーとマッチング後、ドライバーがこちらに向かって移動を始めてからのキャンセルはキャンセル料が掛かります。
キャンセル料はドライバーが待ち合わせ場所に近づくほど上がります。
マッチング後すぐであればキャンセル料は無料です。
時間帯によって値上がりする
混み合っている時間は通常時の何倍もの値段になります。配車が集中しそうな時間を避けるとよりお得に利用できます。
空港からの配車料金は飛行機が到着して搭乗客が出終わったころにピークになります。搭乗客が一斉に配車予約を始めるからです。しばらく経つともとの値段に戻ります。
ドライバーはプロでない
ドライバーはタクシーのように接客、運転のプロではありません。
素晴らしい対応をしてくれる方もいらっしゃいますが、おや?という方もいらっしゃいます。心配であれば評価が高いドライバーを選びましょう。
Uber、Lyftではドライバー登録する際に過去の犯罪歴などを調査し、その後も違反行為について継続してチェックしています。
いざという時の通報システムもアプリで利用できるなど安全性には最大限配慮されています。
UberとLyftを使った時の体験談
今まで出会ったドライバーさんたち
UberにもLyftにもいろいろな個性のドライバーさんがいらっしゃいます。今まで出会ったドライバーさんたちを紹介します。
普通のドライバーさん
筆者の体感で8割くらいのドライバーさんは最初と最後の挨拶以外は特に話さず、運転に集中する方です。普通のタクシードライバーのイメージです。
おしゃべりなドライバーさん
中にはおしゃべり好きな方もいらっしゃいます。以前空港まで乗ったときのドライバーさんは気軽に話してくれる方で、「前に乗せた女性はフライトの15分前に乗ってきたよ~あれは間に合わないね~」みたいな話をしてくれました(笑)筆者の英語力では気の利いた返事をできなかったのが残念…
飲み物、食べ物をくれるドライバーさん
車内に炭酸飲料が置いてあって、自由に飲んでいいよと言われたことがあります。リンゴももらえました(笑)リンゴだけもらってきましたが、警戒して一応食べませんでした。調べたらそういう方は他にもいるそうで食べても問題なさそうです(自己責任ですが)。愛想もよくて親切なドライバーさんでした。
アジア人のドライバーさん
フィリピン人の方と台湾人の方に乗せてもらったことがあります。どちらの方にも「どこから来たの?」と聞かれました。同じアジア系だから国か気になるのでしょうか。台湾人の方はいつか日本を旅行したいらしく「コロナ禍で入国できるの?」と聞かれました。この時はちょうど外国人の入国を拒否している時でなんだか申し訳ない気持ちになりましたが、今は入国制限しているけど旅行するにはいい国だよという話をしました。
早朝の利用
早朝のフライトを予約したために朝5時くらいに乗車しなくてはいけない時がありました。田舎に住んでいるので配車できるのか不安でしたが、早朝でも車はたくさんいました。
不安な方は配車予約機能を活用しましょう。
おわりに:結局どっちがおすすめ?
UberもLyftも基本的に同じなので正直どちらでもいいです。
余裕があれば両方のアプリを入れ、値段を比較して使うのがおすすめです。ポイントやマイルなどに紐づけるのもお忘れなく。
アプリを2つも入れたくなければ日本語表示できて日本の一部地域でも使えるUberだけでOKです。
それぞれのアプリの使い方は以下の記事で解説しています。
Uberの使い方
-
アメリカでのUberの使い方を徹底解説!領収書発行・予約方法など
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Lyftの使い方
-
アメリカの配車アプリLyftの使い方・予約方法・チップ・キャンセル料など
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